5年ぶりに復活した若手漫才師の王座決定戦『M-1グランプリ2015』の決勝進出を決めた8組が19日、東京・六本木のEXシアター六本木で会見に臨み、決勝戦を生放送するテレビ朝日の朝の情報番組『羽鳥慎一モーニングショー』からの質問に、思わぬ苦戦を強いられた。
この日、28組のコンビが準決勝に挑み、その中から見事にファイナリストの切符を勝ち取ったのは、メイプル超合金、馬鹿よ貴方は、スーパーマラドーナ、和牛、ジャルジャル、銀シャリ、ハライチ、タイムマシーン3号の8組(決勝でのネタ順)。笑いの王者を目指す芸人たちだが、会見で質疑応答で思わぬ苦戦に見舞われた。
質問に立った『羽鳥慎一モーニングショー』の山本雪乃テレビ朝日アナウンサーが「決勝では、1つ目を強いネタで行くのか、どういう戦略で行くのか教えてください」と尋ねると、芸人たちは「言いませんよ!」「なんでどっちかが弱いネタだと思ってるんですか!」と一斉に反発。ハライチの澤部佑は「羽鳥慎一連れて来いよ!」と、"責任者呼んで来い"ばりの剣幕(けんまく)で山本アナに詰め寄り、会場は爆笑に包まれた。
これで終わりと思いきや、山本アナは「自分たちをアピールするのに、即興でキャッチコピーを作ってください」と、再びむちゃぶり質問。芸人たちは「お前から先に教えろよ!」と色めき立ちながら、それぞれ苦心しながらキャッチコピーを発表していき、メイプル超合金のカズレーザーからは「バイセクシャルです」とまさかのカミングアウトまで飛び出した。
ひと通りキャッチコピーを発表し終わったところで、山本アナはなぜか「タイムマシーン3号さん、もう1回お願いします」とおかわりをリクエスト。仕方なく関太は「"おもしろおじさん"でお願いします」と言うが、間髪入れず「はい」と切り捨てられ、関は「お前もこっちでやってみろ! こんなんじゃ調子崩すぞ本番までに!」と、好き勝手に振られた怒りを爆発させた。
会見は、ジャルジャルが別仕事で欠席したため、代理でマネージャーの黒田さんが登壇。そのふくよかな風貌に、澤部は思わず「限りなく芸人に近い」と驚き、隣に並んだ関は「すごい手応えがあります」と、新コンビのイメージをわかせていた。
決勝戦は、今田耕司と上戸彩の司会で、12月6日(18:30~21:00)に、ABC・テレビ朝日系列で生放送。この当日には、視聴者投票で選ばれる敗者復活コンビが決まり、計9組で王者を争うことになる。なお、審査員は現在調整中となっている。