「JPタワー名古屋」が名駅一丁目に登場

日本郵便および名工建設は11月11日、愛知県名古屋市にて「JPタワー名古屋」を完工した。

「JPタワー名古屋」は、名古屋市の名駅一丁目1番1号に位置する中部圏最大級の複合ビル。名駅エリアの機能更新(賑わいネットワーク形成、交通結節点としてのターミナル機能強化等)における重要プロジェクトとして2013年7月に新築工事を開始し、当初の計画通りに完工を迎えた。12月からオフィステナントの入居を開始し、順次施設の開業を経て、2017年4月の全面開業を予定している。

同ビルはオフィス棟と駐車場棟の2棟で構成され、オフィス棟の5階から39階には高品位・高機能を追求したオフィスフロアを配置。地下1階~3階の低層部分には2016年6月17日に開業予定の商業施設「KITTE名古屋」や、郵便局、ゆうちょ銀行、ホール&カンファレンスを設置する。

オフィス共用フロアとなる13階には、貸会議室、食堂、ラウンジ、カフェ、ミニコンビニなどの機能を集約。貸会議室は大小さまざまなスタイルの合計18 種類の部屋を用意し、部屋ごとに異なる香りやインテリアを備えるほか、和風タイプの部屋も選べる、食堂においては、健康に配慮した定食などのメニュー構成と、リーズナブルな価格構成、ワークスタイルにマッチした営業時間などにより、食の充実とランチタイムの効率化を実現するとのこと。さらに、各種手配や予約代行などを行うコンシェルジュサービスも提供する。

貸会議室には18種類を用意

食堂も備える

「KITTE名古屋」には、約40店舗ショップ&レストランが開業予定。1階から3階の3層吹き抜けのアトリウムでは、トップライトや透明感のあるガラスファサードにより自然光をふんだんに取り入れ、開放感のある明るい内部空間を目指す。出店店舗は、同施設のコンセプトである「『名古屋を』伝える、『名古屋に』伝える」を基にラインアップ。オープン型飲食店や大型飲食店、カフェ・ダイニングなどバリエーション豊かな飲食店舗のほか、土産にも使える食物販やこだわりの物販店舗、サービス店舗などもそろえる。

また、並木の続く歩行者空間の整備や駐車場棟の緑化なども行うことで、街に緑あふれる空間も創出する。2階のオフィスエントランスからJR名古屋駅までは貫通通路で直結予定で、地下通路より名鉄・近鉄・市営地下鉄各線へも接続するとのこと。

1Fアトリウムのイメージ