2人組テクノユニット・電気グルーヴの約25年に及ぶ活動を追った、初のドキュメンタリー映画『DENKI GROOVE THE MOVIE? ~石野卓球とピエール瀧~』(12月26日より2週間限定公開)の多数の場面写真が新たに公開され、特典付き前売り鑑賞券の詳細が22日、発表された。

映画『DENKI GROOVE THE MOVIE? ~石野卓球とピエール瀧~』新たに公開された場面写真

本作は、初ライブや数々の記録映像、当時を振り返るメンバーのインタビュー、最新のライブシーンなどで構成。かつて電気グルーヴのメンバーであった砂原良徳とCMJK、ケラリーノ・サンドロヴィッチ、スチャダラパー、山口一郎(サカナクション)、小山田圭吾といったアーティストの出演も決定している。メガホンを取るのは、これが初のドキュメンタリー映画となる大根仁監督。映画『モテキ』(11年)やテレビ東京系ドラマ『まほろ駅前番外地』(13年)などを手がけたことで知られる一方、音楽シーンやサブカルチャーにも造詣が深いことから、メンバーたっての希望で監督に起用された。

このたび公開された場面写真は、FUJI ROCK FESTIVALでのパフォーマンスを中心としたライブの映像やシュールなトークでカルト的な盛り上がりを見せた『電気グルーヴのオールナイトニッポン』(ニッポン放送/91~94年)の収録風景など、その長い歴史を感じさせるもの。特に目を引くのは、メジャー1stアルバム『FLASH PAPA』(91年)リリース後、CMJKの脱退に際してメディア向けに行われた「全裸会見」と呼ばれるカット。この記者会見は、全裸で登場した石野卓球とピエール瀧に向かって、CMJKが「もうこんな奴らとはやってられません!」と言い放ったパフォーマンスで大きな話題を呼んだ。これらのほか、砂原へのインタビュー写真なども披露された。

また、23日にはオリジナル・チケットホルダー・クリアファイル付き前売り券を発売。この特典は、電気グルーヴがこれまでに発表してきたアルバムのジャケットをモチーフにしたデザインで、全国の上映劇場13都市の地名があしらわれたバージョンと映画メインビジュアルを施された全14種類が用意されている(在庫が無くなり次第終了)。上映劇場と通販にて一斉販売され、価格は1,500円(税込)。

電気グルーヴは、前身バンド・人生(ZIN-SAY!)を経て、1989年に結成。幾度かのメンバーチェンジを重ねて、現在は、コンポーザーでありDJとしても国内外から高い評価を受けている石野とTVや映画などの俳優業でも知られる瀧の2人で活動している。結成時からテクノやニューウェーブを基調とした楽曲と奇想天外なパフォーマンスで話題を集め、90年代には「N.O.」(94年)や「Shangri-La」(97年)などでシングルヒットを記録した。その後、活動休止期間を設けながらも、コンスタントにアルバムをリリース。2014年のFUJI ROCK FESTIVALのGREEN STAGEでは、邦楽アーティスト唯一のヘッドライナークラスとして出演を果たした。

前売特典:ご当地オリジナル・チケットホルダー・クリアファイル

上映劇場 デザインのモチーフとなったアルバム
北海道・札幌シネマフロンティア 『FLASH PAPA』(91年)
宮城・MOVIX仙台 『UFO』(91年)
新潟・Tジョイ新潟万代 『KARATEKA』(92年)
東京・新宿バルト9 『VITAMIN』(93年)
千葉・Tジョイ蘇我 『DRILL KING ANTHOLOGY』(94年)
神奈川・横浜ブルク13 『DRAGON』(94年)
静岡・東宝会館 『ORANGE』(96年)
愛知・109シネマズ名古屋 『A』(97年)
大阪・梅田ブルク7 『VOXXX』(00年)
京都・Tジョイ京都 『J-POP』(08年)
兵庫・109シネマズHAT神戸 『YELLOW』(08年)
広島・バルト11 『20』(09年)
福岡・Tジョイ博多 『人間と動物』(13年)

クリアファイルデザイン

映画『DENKI GROOVE THE MOVIE? ~石野卓球とピエール瀧~』場面写真

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