よみうりランド(東京都稲城市)に2016年春オープンする新エリア「グッジョバ!!」の記者発表会見が7日、都内で行われ、施設概要が明らかになった。

新エリア「グッジョバ!!」記者発表会見に出席したよみうりランド代表取締役社長の上村武志氏(右から3番目)ら

「グッジョバ!!」は、"モノづくり"が体験できる屋内型遊戯施設を中心とする新エリア。会見では、よみうりランド代表取締役社長の上村武志氏より、オープン日が2016年3月18日予定であることが発表され、「"モノづくり"は、わが国の主要な存立基盤として大変重要なもの。よみうりランド流のエンターテインメントの手法でモノづくりを表現し、モノづくりのすばらしさ、楽しさを体感していただく」と新エリアへの思いが語られた。キーワードは「参加感」「学べる」「競える」で、子供から祖父母まで3世代が一緒に楽しめる遊園地を目指すという。

「グッジョバ!!」は、自動車、食品、ファッション、文具の4つの業種からなる4つのfactory(屋内施設)で構成。パートナー企業としてコクヨ、日清食品ホールディングス、ワールド、島精機製作所、サポート企業として日産自動車が参加し、各factoryでは、製品の製造工程を巡る屋内型アトラクションが登場する。新設されるアトラクションは全15種。日本初となる、スパイラルリフト型ジェットコースターや映像ゲーム機能付きボートライド、自分でデザインした車が運転できるレースゲームなどが誕生する。また、各factoryでは、実際のモノづくりに触れられるワークショップも開催する。

主要アトラクションも発表され、「CAR factory」では、自分で部品を取り付けた車に乗って車両検査、試験走行が楽しめる「カスタムガレージ」、端末上でオリジナルの車を作り、その車でカーレースができる「マイレーシング」が、「FOOD factory」では、「日清焼そばU.F.O.」の製造工程が体感できる日本初の映像ゲーム機能付きボートライド「スプラッシュU.F.O.」が登場。「FASHION factory」では、洋服の製造工程が見学できる日本初のらせん状スパイラルリフト「スピンランウェイ」や、オリジナルの編み物を作ることができる「マイニット」が、そして、「BUNGU factory」では、「キャンパスノート」の製造工程をアスレチックを通して体験できる「キャンパスチャレンジ」や、「コクヨのえほん」をテーマにした子供向け遊び場「ひらめキッズ」が誕生する。

総工費は約100億円で、パーク全体のアトラクション数は、28機種から43機種へ、1.5倍に増加。最近5年で入場者数が約2倍に増え、2014年度は入場者数145万人を記録したが、新エリアオープンにより30万人増をねらう。よみうりランドにとって念願の屋内施設の誕生。上村社長は「屋内型施設にすることで、天候に左右されないような安定した集客を目指す」と語った。なお、料金は現在詳細を詰めている段階だが、ワンデーパスは大人4,000円から5,400円に値上げする予定とのこと。

「CAR factory」イメージ

「FOOD factory」イメージ

「FASHION factory」イメージ

「BUNGU factory」イメージ