筆者は東京都内にある約60のカプセルホテルを、女性専用施設を除いて全て制覇している(2014年末現在)。その体験から、「本当に泊まって良かった」と感じたカプセルホテルベスト20を紹介したいと思う。今回は前編としてベスト20~11までとさせていただく。

いずれの施設も一長一短はあるが、大浴場をはじめとしたパブリックスペースの充実度、清潔感やアメニティー、コストパフォーマンスの観点から選んだ。あくまでも筆者の主観的な選択という前提で、ご参考いただければ幸いである。

20位: コスモプラザ赤羽(赤羽)

コスモプラザ赤羽(赤羽)

昭和の雰囲気が楽しい飲み屋街など、人気の赤羽にあるカプセルホテル。設備は機能的にまとまっており、休憩3時間で1,800円(税込)とリーズナブルプランも用意している。女性専用フロアあり。
住所: 北区赤羽1丁目39-3(JR赤羽駅より徒歩3分)

19位: シーサイド イン 大森(大森)

シーサイド イン 大森(大森)

明るいロビーをはじめ、正面の大きな絵画が印象的。大きなロッカーがあるのもうれしいところ。寝具は羽毛布団を採用し快眠を約束。インターネット・マンガフロアもある。
住所: 品川区南大井3丁目31-17(京浜急行大森海岸駅より徒歩1分)

18位: カプセル&サウナ ピロー(錦糸町)

カプセル&サウナ ピロー(錦糸町)

ロビーをはじめ館内全般のデザインが洗練されている。一般のカプセルの他にふたり用の個室カプセルも備える。雑誌やコミックの在庫も充実。
住所: 墨田区江東橋4丁目31-5(JR錦糸町駅より徒歩3分)

17位: カプセルホテル&サウナ 池袋プラザ(池袋)

カプセルホテル&サウナ 池袋プラザ(池袋)

カプセルホテルの多い池袋でイチオシ施設。大浴場はじめ充実のパブリックスペース。仕切りのあるワーキングデスクスペースもある。女性専用フロアあり。
住所: 豊島区池袋2丁目12-3(JR池袋駅より徒歩5分)

16位: カプセルホテル リード・イン大森(大森)

カプセルホテル リード・イン大森(大森)

完全分煙がされた進化型施設。使い放題のインターネットコーナーや、ビデオモニターなど快適滞在を約束。カプセルの上段限定で2,900円(税込)など、お得なプランも用意している。
住所: 大田区大森北1丁目27-1(JR大森駅より徒歩4分)

15位: カプセルホテル&サウナ センチュリー(上野)

カプセルホテル&サウナ センチュリー(上野)

カプセルホテルの多い上野アメ横エリアに立地した機能的なカプセルホテル。リニューアルしたサウナ室がリラックス度高く好印象。学生限定で2,800円(税込)~などお得な料金プランも積極的に展開。
住所: 台東区上野6丁目8-1(JR大森駅より徒歩5分)

14位: カプセルホテル&サウナ みづほ(大森)

カプセルホテル&サウナ みづほ(大森)

贅沢な大浴場が素晴らしい。ワインレッドのカプセルユニットやオレンジレッドのソファがある休憩室などが印象的な施設。充実したパブリックスペースも設けている。
住所: 大田区大森北1丁目34-16(JR大森駅より徒歩2分)

13位: 新宿区役所前カプセルホテル(新宿)

新宿区役所前カプセルホテル(新宿)

歌舞伎町の新宿区役所前という好立地。高級感のある印象的なラウンジ、大浴場は広々として明るく清潔感もあり、快適な利用を約束する。女性専用フロアあり。
住所: 新宿区歌舞伎町1丁目2-5(西武新宿線西武新宿駅より徒歩4分)

12位: カプセルホテルレインボー 総武線・葛飾区・新小岩店(新小岩)

カプセルホテルレインボー 総武線・葛飾区・新小岩店(新小岩)

新小岩駅前の商店街アーケード内に入口があり便利。清潔な館内に充実の大浴場、アメニティー他、パブリックスペースも利用価値が高い。
住所: 葛飾区新小岩1丁目49-1(JR新小岩駅より徒歩1分)

11位: カプセル&サウナロスコ(巣鴨)

カプセル&サウナロスコ(巣鴨)

エントランスから明るく安心感があり、館内もウッディな雰囲気で温かさを感じる。大浴場の設備も充実しており、女性専用フロアもある。
住所: 北区中里2丁目4-8(JR駒込駅より徒歩30秒)


いずれも個性的で利用者目線のおすすめカプセルホテルだ。次回はベスト10を紹介する。

※記事中の情報は2015年8月取材時のもの

筆者プロフィール: 瀧澤 信秋(たきざわ のぶあき)

ホテル評論家、旅行作家。オールアバウト公式ホテルガイド、ホテル情報専門メディアホテラーズ編集長、日本旅行作家協会正会員。ホテル評論家として宿泊者・利用者の立場から徹底した現場取材によりホテルや旅館を評論し、ホテルや旅に関するエッセイなども多数発表。テレビやラジオへの出演や雑誌などへの寄稿・連載など多数手がけている。2014年は365日365泊、全て異なるホテルを利用するという企画も実践。著書に『365日365ホテル 上』(マガジンハウス)、『ホテルに騙されるな! プロが教える絶対失敗しない選び方』(光文社新書)などがある。

「ホテル評論家 瀧澤信秋 オフィシャルサイト」