映画『ヒロイン失格』の初日舞台あいさつが19日、東京・新宿ピカデリーで行われ、キャストの桐谷美玲、山崎賢人、坂口健太郎、福田彩乃、我妻三輪子、高橋メアリージュン、濱田マリ、竹内力と英勉監督が出席した。
全国公開中の本作は、幸田もも子の同名漫画を実写化したラブコメディ。大好きな幼なじみの利太(山崎)にフラれてしまった17歳のはとり(桐谷)は、学校一のイケメン・弘光(坂口)に迫られ心が揺れる――というストーリーで、桐谷が変顔などの体当たり演技に挑んでいる。
もともと原作の大ファンで、はとり役を自ら熱望した桐谷は、「4年前に出会ってから演じたいと思っていた作品が初日を迎えてうれしい。夢が叶って胸いっぱいです」と感激で瞳に涙をためながら、「スタッフ、キャストが本当に心を込めて、想いが伝わるように作った作品。少しでも幸せな気持ちになってくれたらうれしい」とにっこり。また、英監督も、「美玲ちゃんが演じてくれたはとりを、みんなが好きになってくれたら」とアピールした。
イベントでは、原作者・幸田氏からの直筆イラストと感謝の手紙を贈るサプライズを実施。桐谷は、「いつか(実写化を)現実にしたいと強く想っていたので、本当に幸せです」と感激で声を震わせながら大粒の涙をこぼし、山崎が白いハンカチを差し出す場面も。最後は、山崎と坂口がそれぞれ真っ赤な花束を渡すと、「ありがとう。みなさんと一緒に大好きな作品を作れて良かった」と感激しっぱなしの桐谷に、山崎は、「ヒロイン合格だね!」と微笑んでいた。