フィギュアスケート・浅田真央選手はきれいな脚が印象的だ

これまでフィギュアスケートという競技の特性や見る際の楽しみ方、ルールなどについての情報をたくさんお伝えしてきました。ただ今回からは、これまでとちょっと異なり、フィギュアスケーターのトレーニングや体調管理テクニック、節制方法などに視点を当てながらフィギュアの魅力をお届けしたいと思います。

憧れの体形トップ3+日本人

今回のテーマは「体形」です。フィギュアスケーターには力強さやしなやかさなどが求められ、皆が自分のパフォーマンスを最大限に発揮するための体を作り上げます。そのため、体形もさまざまですが、今回は「私が憧れる体形の女性フィギュアスケーター」についてご紹介しましょう。

私は筋肉質で脚も長くなく、着物が合うような体形をしています。そのため、脚がスラッとしている選手を見ると、「羨ましいなー」とよく思っていました。その中で憧れていた選手を何人か挙げていきたいと思います。

キム・ヨナ

まずはバンクーバー五輪の金メダリスト、韓国のキム・ヨナさんです。彼女とは年齢が近いということもあり、私がジュニア選手として国際大会に出ていた頃に何度も戦いました。初めてヨナ選手に会ったのは私が高校1年生のときでしたが、「スタイルがいい」「難易度の高いジャンプを軽々跳んでいた」「工夫されたスピンをしていた」という点が今でも強く記憶に残っています。

アリッサ・シズニー

続いてはアメリカのアリッサ・シズニーさん。彼女も私が憧れているスラッとした体形の選手です。右回りにエレメンツを行い、多くの日本人選手が行っている方向とは逆回転になります。背も大きくとても見栄えがする女性で、スピンのポジションはとても美しかったと記憶しています。ISU主催の試合後は、大会側がバンケットという形で、毎回会場などを用意してくださいます。そのような場でお会いしたときのヘアスタイルも素敵で、体形を含めてトータルで憧れていました。

カロリーナ・コストナー

最後はイタリアのカロリーナ・コストナー選手です。試合などで実際にお会いしたことがなく、テレビなどで見るだけですが、高い身長に長い手足、スケートでの見栄えもよく、本当に憧れるばかりです。プログラムはどれも長所が生かされている振り付けが多く、画面から伝わってくるスピード感もとても迫力があるものでした。

浅田真央

最後になりましたが、日本人選手では浅田真央選手が該当します。浅田選手に初めて会ったのは、私が小学校5年生のときの野辺山合宿だったかと思います。その頃から「キレイな脚の選手だな」と思っておりました。当時からバネのあるジャンプをしていたので、すごく印象に残っています。今シーズンより復帰するとのことですが、より一層磨きがかかった演技が見られることを楽しみにしたいと思います。

今回は私が理想的と思う体形TOP3と日本人の方の名前を挙げましたが、みなさんの好きなスケーターはいましたでしょうか。今後も、普段とは違った視点からフィギュアスケートの情報をお伝えしていきたいと思います。ぜひ、楽しみにしていてください。

筆者プロフィール: 澤田亜紀(さわだ あき)

1988年10月7日、大阪府大阪市生まれ。関西大学文学部卒業。5歳でスケートを始め、ジュニアGP大会では、優勝1回を含め、6度表彰台に立った。また2004年の全日本選手権4位、2007年の四大陸選手権4位という成績を残している。2011年に現役を引退し、現在は母校・関西大学を拠点に、コーチとして活動している。