JR北海道は9日、特急「スーパーとかち」に使用している特急形気動車キハ261系1000番台の外観デザインを一新すると発表した。JR北海道の特急車両のスタンダードであったブルー基調のデザインから、ホワイトを基調としたカラーリングに変更する。

現在の261系気動車1000番台と、デザインリニューアル後の外観イメージ(写真・画像はJR北海道提供)

従来のデザインに関して、「濃い色の面積が広いため、存在感があり、重く感じるデザインとなっていました」とJR北海道。新デザインは北国の雪や清らかさ、誠実さをイメージし、先頭部分の基調色をホワイトとした。

ライラックやラベンダーなど北海道を代表する花を想起させるパープルのラインを先頭部から側面に配し、伸びやかなイメージと雄大な大地を表現する。前面の貫通扉部分は菜の花畑などをイメージした黄色とし、地上側からの視認性を高める。

特急「スーパーとかち」で運用されるキハ261系1000番台は35両あり、今年12月から順次新デザインに変更される。キハ183系の置換えとして、2016年度以降に新製投入されるキハ261系については、投入時から新デザインとなる。新製車両の投入が完了する2017年度末までにキハ261系1000番台の全車両が新デザインとなるが、それまで編成内で新旧のデザインが混在するという。

なお、特急「スーパー宗谷」に使用しているキハ261系0番台は、今回のデザイン変更の対象外となっている。