北海道土産の定番中の定番「マルセイバターサンド」は、大人も子どもも女性も男性も大好きな日本屈指の名作菓子だ。一度食べると忘れることのできない味だが、製造元の六花亭は、なんとあのおいしさをアイスでも再現しているということをご存じだろうか?
販売は札幌本店と帯広本店のみ
商品名は「マルセイアイスサンド」(税込200円)。2015年夏にお披露目されたばかりの新作ほやほやスイーツだ。誕生のきっかけとなったのは、「マルセイバターサンドをぜひアイスにしてほしい」という消費者からの熱い要望。また、実際に「マルセイバターサンドを自宅で凍らせて食べている」という声もあった。
あわせて、7月5日に六花亭札幌本店がオープンするタイミングに合わせて、発売を開始しようとの計画が持ち上がっていたのだという。その意図を「六花亭の顔とも呼べる、誰もに親しまれているモチーフを使って、喫茶室の特別メニューを用意したかったためです」と教えてくれた広報担当者によると、販売は札幌本店と帯広本店の2店舗のみで行っているという。
ちなみに、札幌本店の喫茶室には「マルセイアイスサンド」の他、生カスタードクリームとイチゴとパイをふんだんに使った「サックサク苺ミルフィーユ」(550円)や、チョコレートとヨーグルトの2種類のムースに爽やかなオレンジソースをトッピングした「ダブルムース」(500円)など気になるメニューがたくさん。なんならスイーツ目当てに北海道旅行を計画するのもいいかもと思えてくるほどだ。
「マルセイバターサンド」とはまた別の仕上がり
事実、ネット上では「なんで北海道限定での販売なんだ! 」と憤りをあらわにする人も。さらにtwitter上にも「オンラインショップで販売してほしい」との声が見受けられる。
しかし、「マルセイアイスサンド」は注文を受けてからサンドしているとのことで、ファンたちのつぶやきが日の目を見ることはあまり期待できそうにない。ちなみになぜできたてにこだわっているかというと、ビスケットの食感を損なうことがないよう、その場でサンドしているのだとか。
こうなると、なんとしてもその味を確かめてみたいという想いから、マルセイバターサンドそのものを凍らせて食べようとする消費者も出てくるに違いない。広報いわく「お召し上がりいただいた時の印象は、マルセイバターサンドを想起させるものかもしれません」とは言うものの、「しかし、ビスケットの素材配合率をはじめ、組成は全く異なります」とのこと。
これはもう、店頭に行ってその味を確かめる他なさそう。秋冬の旅行先がまだお決まりでない方は、候補地として札幌をご検討してみてはいかが?