東京都昭島市とJR東日本はこのほど、青梅線東中神駅の橋上駅舎と自由通路の新築工事に着手したと発表した。昭島市は中神駅周辺地区都市再生整備計画を推進しており、地域住民にとってさらに使いやすく、バリアフリーにも配慮した交通結節点としての駅をめざす。

JR青梅線東中神駅完成予想図。南口外観(画像左)と北口外観(同右)

計画によれば、橋上駅舎は鉄骨造2階建てで延床面積約677平方メートル。上下ホームにエレベーター各1基を備える。同じく鉄骨造2階建ての自由通路は、延床面積約1,286平方メートル。エレベーターと上りエスカレーターを南口・北口に1基ずつ備えるほか、公衆トイレと多機能トイレも設置する。

橋上駅舎・自由通路ともに断熱性に優れた屋根材やLED照明を採用するなど、環境面にも配慮。自由通路にはアルミルーバーを設け、自然に風が流れるようにする。南口・北口では、2017年3月(予定)の橋上駅舎・自由通路一部供用開始後に既存駅舎部を取り壊し、跡地に自由通路階段とエスカレーターを建設する計画で、全面供用開始は2018年3月を予定している。