Q. 面接で聞かれてびっくりした質問を教えて下さい

緊張して受ける面接。質問にはハキハキ答えるつもりでいたのに、頭が真っ白になって出てこない。「あなたの好きな山」ってなんだ……?! 今回はマイナビニュース会員のうち男女300名に、面接で聞かれてびっくりした質問について教えてもらった。

Q.面接で聞かれてびっくりした質問を教えて下さい

■プライベートすぎる質問
・「あなたの嫌いな人はどんな人か: 秘密をばらす人」(23歳男性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・「今までに恋愛したことがありますか?: 正直にありますと答えました」(30歳女性/通信/事務系専門職)
・「過去のトラウマ経験みたいのをきかれました: 適当に流しました」(35歳男性/通信/事務系専門職)
・「自分の給与金額を聞かれて、ここで聞くことかとびっくりしたことはあります: ご想像にお任せします、と答えました」(31歳女性/小売店/秘書・アシスタント職)
・「貯金ある?: 一応少しは」(36歳女性/警備・メンテナンス/販売職・サービス系)

■セクハラ質問
・「交際相手がいるのか? という質問……1次面接で聞かれ、意図が分からなかった: 当時いなかったのでいませんと答えた」(27歳女性/金融・証券/事務系専門職)
・「結婚の予定: しばらく予定はないけれどいずれしたいと正直に答えました」(27歳女性/医療・福祉/事務系専門職)
・「生理痛はあるか: ない」(34歳女性/ホテル・旅行・アミューズメント/営業職)
・「子供ができたら会社をやめるよね: 今はわかりません」(31歳女性/情報・IT/秘書・アシスタント職)

■答えにくい
・「弊社の悪い点を言ってください: ブラックという噂があると言った」(30歳男性/機械・精密機器/技術職)
・「自動車ディーラーで『当社のクルマの欠点を教えてください』: OEM供給を受けているクルマはデザインが本家と同じなので、差別化してほしい」(26歳男性/その他/その他)
・「仕事は好きですか?: 嫌いとは言えないので、好きと答えた」(35歳男性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・「なんでこんな小さな会社を受けたの: ○○がやりたいからです」(32歳女性/その他/クリエイティブ職)
・「受かると思うと聞かれた: 分からないと答えた」(39歳男性/情報・IT/技術職)

■ひっかけ問題
・「自社企業CMについて、イメージキャラクターの名前を度忘れした振りをして答えさせるというもの: 直ぐに答えた」(39歳女性/運輸・倉庫/技術職)
・「ある程度話が進んでから『もう一度、自己紹介をお願いします』: この時は意図が解からず、差し障りの無いような答え方をした」(35歳男性/金属・鉄鋼・化学/その他)
・「最終面接の最後に面接官から『さて、私の名前を覚えていますか?』と聞かれた: 『すいません、覚えておりません』質問の趣旨は、営業はまずお客さんの名前と顔をすぐ覚える能力が必要だということでした」(43歳男性/その他/事務系専門職)

■もしも……だったら
・「一日が30時間あったらどうしますか: 増えた時間は勉強します」(23歳女性/金融・証券/販売職・サービス系)
・「今から無人島に行くとしたら何を持っていきますか: 水」(22歳女性/金融・証券/営業職)
・「10万円あったらどうしますか: どう答えていいか分からず何も答えられなかった」(26歳女性/その他/秘書・アシスタント職)

■たとえると
・「あなたを色で例えると?: はっきり覚えていないが暗い色と明るい色を混ぜた色を言って、冷静でありながら情熱も持っていると言った記憶がある」(29歳男性/不動産/その他)
・「桃太郎に例えたら何だと思いますか?: きじ」(31歳女性/自動車関連/事務系専門職)
・「動物に例えると?: キリン、物事を待てる忍耐があるから」(28歳男性/医療・福祉/事務系専門職)
・「あなたを家電製品に例えると?: エアコン(寒いときは暖房に、暑いときは冷房になり臨機応変な仕事ができるから)」(25歳男性/学校・教育関連/専門職)
・「自分を自転車にたとえるとどこのパーツか: かご」(27歳女性/電機/営業職)
・「ものに例えると何ですか: 柄付のスポンジ」(28歳男性/金融・証券/営業職)

■難問・奇問
・「夏が旬の野菜と魚: 今は思い浮かびませんが、この面接が終わったら早速調べてみます」(23歳男性/医療・福祉/専門職)
・「社長と親のどちらかしか助けられないとしたらどちらを助けますか: 親」(33歳男性/機械・精密機器/技術職)
・「駅から会社までの電柱の数: 距離から適当に割り出すと~という感じで予想の数を答えた」(25歳女性/通信/クリエイティブ職)

■???
・「そのスーツは面接用ですか?: はい、そうです」(37歳女性/商社・卸/事務系専門職)
・「合コンに行きますか?: 行きません」(32歳男性/電機/技術職)
・「小さい頃の遊び: 一輪車など」(33歳女性/その他/その他)
・「ハゲをどう思うかきかれた: 隠す必要はないと答えた」(28歳男性/建設・土木/事務系専門職)
・「肉食か草食か: 肉食」(24歳女性/建設・土木/技術職)
・「今から特技を駆使して自分を売り込んでください: 逆立ちして体力には自信ありますと答えた」(31歳男性/運輸・倉庫/技術職)
・「雑巾の絞り方をやって見せてください: 実際にジェスチャーで行った」(28歳女性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)

■総評
面接でびっくりした質問、回答で最も多かったのは、かなりプライベートな部分に踏み込んだ不躾な質問だった。女性は、「彼氏いるの?」「子供産んだら辞めるよね?」「生理痛ある?」なんてセクハラ質問を受けた人もおり、不快に感じても仕方ないだろう。

仕事に関する質問でも、言葉に詰まるような意地悪な質問を受けた人がいた。特に会社や取り扱っている商品について「悪いところを言ってください」という内容は、本気で批判したら印象も悪いし、返答に困る内容だろう。「なんでこんな小さな会社受けたの?」「なんのためにここにいるの?」なんて、どう答えたらいいのか……。また、「さて私はなんという名前だったでしょう?」と、面接の最後にひっかけ問題を出す面接官もいたようだ。

「もしも……としたら」「あなた自身をたとえてください」というのもよくある質問のようだが、色に例える、動物にたとえる、という定番から離れて、もはや意味不明のものも多かった。「自転車にたとえるとしたら」「家電製品にたとえると」「1日が30時間あったとしたら」……これらの質問、あなたならどう答えるだろうか。好きなアニメや野球チーム、好きな力士、好きな文房具を聞かれたという報告もあった。

その他、「雑巾の絞り方をやって見せてください」なんて珍問や、一発芸やモノマネを強要するもの、また「ハゲをどう思う?」「社長と親のどちらかしか助けられないとしたら?」「駅から会社までの電柱は何本?」なんて超難問まで、さまざまな質問の報告が寄せられた。おかしな質問をぶつけてみて、その様子や反応を見るという目的もあるのかもしれないが……できればこういう不思議な質問には出会いたくはない。

調査時期: 2015年7月8日~7月12日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男性145名 女性155名 合計300名
調査方法: インターネットログイン式アンケート