お笑いトリオ・ダチョウ倶楽部の上島竜兵が主演を務めた映画『上島ジェーン』と『上島ジェーン ビヨンド』がCS映画チャンネル「映画・チャンネルNECO」でTV初放送されることが10日、発表された。

ダチョウ倶楽部の肥後克広(左)と上島竜兵

『上島ジェーン』(2009年)は、上島が自身の存在意義と、日々の暮らしの中からの脱却を求め、「地球を感じたい」という一心で、後輩芸人である有吉弘行と共にサーフィンに挑戦する軌跡を記録したサーフドキュメンタリー。これが上島にとって初の主演映画となり、等身大の自分をありのままに演じたという。続編の『上島ジェーン ビヨンド』(2014年)では、再びサーフィンに挑戦する上島に加え、助演男優にはダチョウ倶楽部のリーダー・肥後克広が参加。渦巻く男と女の物語、バイオレンスとも言える過激さが交わったエンタメ作品になっている。

このたび、TV初放送およびダチョウ倶楽部結成30周年を記念して、上島と肥後がコメントを寄せた。上島は「これね、見方変えたら、寅さんなんですよ。ちょっとストーリー的に下品だったりするけど」と笑ってみせ、「やる気はあるんだもん。でも駄目で人に迷惑をかけるっていう。だから周りの人たちがいかに良い人かってことですよね。寅さんもそうじゃないですか」と感慨深げに語る。一方で、「こっちは…全然心温まらない寅さんです(笑)」と評しつつも、「とにかく楽しんで気軽に見てほしいです。海が本当にきれいに映っているし、音楽もいい!サーフィン映画としても楽しめます!」とアピールした。

肥後は「映画の中の上島さんというのは、千葉のサーファーの方たちは『面白いな』とか『そんな人間いないよな』とか言うんですけど、中野ではあんなんですよ。居酒屋でナンパしてきた女ともめたりとか、ほとんどやってることは変わらないです」と暴露し、「サーフィンやってて、波にもまれてるけど最低な人間がそのまま映ってます」とも。「だから、(マッコイ斉藤)監督もよく知ってるなと思いましたね。素のこんなダメ人間はいないっていうのが、本当に分かってたんでしょうね」と監督の"映し方"にも太鼓判を押した。

『上島ジェーン』は15日24:05~、『上島ジェーン ビヨンド』は9月7日21時から、それぞれ放送。いずれもリピート放送が行われることも決定している。

『上島ジェーン』 (C)2009 PONY CANYON INC.

『上島ジェーン ビヨンド』 (C)2014 PONY CANYON INC.