ジブラルタ生命保険は28日、「働く女性のホンネについての調査」の結果を発表した。対象は就業女性20~59歳の2,000名。期間は、5月25日~26日。
正規雇用女性の4人に3人、男女差別やジェンダーハラスメントを受けたと実感
現在の職場環境で、「男女差別」や「女性らしさを強要されている」と感じたことがあるか、ある場合はどういったことで感じたかを聞いた。結果、「女性管理職が少ない」「雑用(コピー取りやお茶くみなど)を任されやすい」(ともに25.6%)、「男性のほうが昇給・昇格が早い」(25.5%)が25%を超え、上位回答となった。
そのほか、ジェンダーハラスメント関連の項目では、「容姿や化粧、服装についての意見を言われる」が16.9%、「“女性だから”や“女性なのに”といった表現をされる」が16.8%で、上位に挙がった。また、「いずれかの男女差別などの扱いがある」の割合は64.4%となった。
働く女性の6割強、「上司とホンネの付き合いができてない」
「上司とホンネの付き合い(衝突を恐れず自分の意見を伝えたり、相談したりできる付き合い)ができていると感じるか」について聞いたところ、「非常にできていると感じる」(3.5%)、「まあできていると感じる」(34.4%)を合わせて、「できていると感じる」は37.9%だった。
一方、「全くできていると感じない」(25.6%)、「あまり出来ていると感じない」(36.5%)を合わせた「できていると感じない」は62.1%となった。
「もし上司に直接言えたらスッキリすると思うセリフ」を聞いたところ、1位は21.8%で「(給料やお休みなど)待遇を改善してください」となった。
続く2位は「指示が矛盾しています」(19.9%)、3位は「家庭(プライベート)の方が大事です」(18.2%)だった。
一方、管理職・非管理職別で見ると、管理職が非管理職よりも高くなった項目は「指示が矛盾しています」(29.6%)、「それはセクハラ/パワハラです」(22.2%)となった。
一方、非管理職が管理職よりも高かった項目は「(給料やお休みなど)待遇を改善してください」(28.3%)、「それは私の仕事ではありません/あなたがやってください」(20.2%)となった。