リクルートライフスタイルに設置された「エイビーロード・リサーチ・センター」は、2014年に海外渡航をした方を対象に、国際線エアラインの満足度調査を実施。このほど、その結果を発表した。

「総合満足度」TOP20

調査は4月16日~20日にかけて、インテージ・ネットモニター(全国)より抽出した「18歳以上の2014年の海外渡航経験者(日本人・出発月が2014年である海外渡航)」6,502人(調査集計数は4,000人)に行った。なお、航空会社は40社を対象としている。

「総合満足度」のトップは4年連続「シンガポール航空」。回答者からは、「座席、食事など機内で快適。チェックインカウンターでの待ち時間が少なくてストレスが少ない」(40代・女性)などとコメントされている。

2位に「JAL」、3位に「ANA」が続き2年連続で日系が評価される結果となった。 JALに対しては「親切で丁寧な接客応対で安心でき総合的に満足した」(30代・男性)、また、ANAに対しては「安心感があり、時間も正確。機内も快適で、全てにおいて満足感が高い」(20代・女性)などという評価がされている。

そのほかの特徴としては、上位20社中、ヨーロッパ系は6社と前年(9社)から3社減し、低コスト航空会社(LCC)は17位の「ピーチ・アビエーション」がランクインするなど、上位20位にLCCが2社選ばれている。

「航空機の機材、設備」TOP20

「航空機の機材、設備」では、1位に「シンガポール航空」が選ばれ、「座席のピッチや横幅が快適。アメニティーも充実しているので長時間乗っていても疲れにくい」(40代・女性)などと評価されている。続いて、2位「ANA」、3位「エミレーツ航空」がランクインした。 なお、前回12位だった「カタール航空は」は5位に上昇している。

「客室乗務員の接客サービス」TOP20

「客室乗務員の接客サービス」では、前回3位だった「JAL」が1位となり、2位は「ANA」と日系でワンツーとなった。JALに対して、「接客はいつも満足しています。丁寧な応対と、いつも笑顔で安心して依頼できます」(60代以上・女性)などというコメントがされている。

「空港内の航空会社職員の接客サービス」TOP20

「空港内の航空会社職員の接客サービス」では、2年連続で1位に「ANA」が選ばれ、「ANAの空港内サービスはいつもしっかりしていて気持ち良い。特に直近では私はけがをしていたので少々お願いがあったが、チェックインカウンターから搭乗口まですばやく連絡してくださったようで、搭乗口でも親切にしていただいた」(40代・女性)などと評価されている。2位には「JAL」、3位には「シンガポール航空」が続いた。

「機内飲食サービス」TOP20

「機内飲食サービス」では、前回13位だった「カタール航空」が1位に躍進。「食事が本当においしかった。食事の際に出されるデザートもとてもおいしかった。また、消灯時に眠れず映画を見ていたら、飲み物と一緒にそっと持って来てくれたオープンサンドもとてもおいしかった」(50代・女性)というコメントもされている。2位には「シンガポール航空」、3位には「ターキッシュエアラインズ(トルコ航空)」が続いた。

「機内エンターテインメント」TOP20

「機内エンターテインメント」は、「エミレーツ航空」が2年連続で1位になり、「プログラム数がすごいことと、最新の映画が豊富。日本との路線でなくても日本語のプログラムが普通に楽しめるのはすごいこと。また、エコノミークラスでも画面が大きい」(30代・男性)と評価されている。2位には「JAL」、3位には「ANA」が選ばれている。