エン・ジャパンは、同社が運営するサイト『エン転職コンサルタント』上で、転職コンサルタント172名を対象に「転職すべき人・現職にとどまるべき人」についてアンケートを実施した。調査期間は1月8日~22日。

転職前にするべきことは「キャリアの棚卸し」

転職相談をした人の何割が、転職せずに今の仕事にとどまるべきだと思うか尋ねたところ、42%が「3割以上」と回答した。転職コンサルタントは、転職を検討している3人に1人は現職にとどまるべきと感じていることがわかった。

転職相談をした人の何割が「転職せずに今の仕事にとどまるべき」だと思いますか?

「転職すべき人」はどのような人か聞くと、「やりたいことや将来の目標が明確なのに行動を起こせずにいる保守的な人」「年収などの待遇が市場と比べて低い人」といった意見が寄せられた。

「現職にとどまるべき人」については「努力をせずに、高いブランドや年収等を望んでいる人」「やりたい事が憧れの枠を出ない人」「長期のキャリアプランが皆無の人」「自己理解ができていない人」など。また、どんな会社へ転職しても人間関係はつきもののため、人間関係で転職することは避けたほうがよい、という意見もあった。

転職すべきか現職にとどまるべきかを見極めるためにやるべきことを聞くと、もっとも多い回答は「キャリアの棚卸しを行い、キャリアプランを見直す」(65%)だった。

自身が転職すべきか現職にとどまるべきかを見極めるには、何をすればいいと思いますか?

転職する前にやるべきこととしては「今の職場での課題を解決するために努力をする」「キャリアの棚卸しをする」「転職エージェントに相談する」という意見が多い。まずは現在の仕事でもっと努力できなかったかを考えて、自分のキャリアを洗い出し、転職のプロに相談することが転職成功のカギにのようだ。