Q. 後輩・部下からされるといやなあいづちを教えて下さい

会話をスムーズに進行させるためのテクニックの一つ、あいづち。しかし、後輩や部下のとんでもないあいづちにイラっとする先輩・上司諸君も少なくないようだ。今回はマイナビニュース会員のうち男女300名に、 後輩・部下からされるといやなあいづちを教えてもらった。

Q. 後輩・部下からされるといやなあいづちを教えて下さい

■軽々しいあいづち
・「うんうん: うんじゃなくてはいだろ! って思う」(26歳女性/マスコミ・広告/秘書・アシスタント職)
・「ふんふん、みたいな: 友達じゃない、と思う」(29歳女性/ホテル・旅行・アミューズメント/営業職)
・「はいはいと適当な返事: 適当にあしらわれてる、めんどくさそうだと感じる」(41歳女性/マスコミ・広告/事務系専門職)
・「了解: 何かぶっきらぼうでイラつく」(25歳男性/運輸・倉庫/事務系専門職)
・「あー、はー、オッケーです: 話をきちんと聞いている感じがしない」(28歳男性/医療・福祉/専門職)
・「そうっすね: もっと誠意を示せと思うから」(23歳男性/警備・メンテナンス/営業職)
・「『了解ッス』など『~ッス』を付ける若者言葉: 軽く考えているのではないかと疑ってしまうから」(29歳男性/商社・卸/営業職)

■間延び感が問題か
・「(やる気がない)はあ: 説明する気が失せるので」(28歳女性/機械・精密機器/技術職)
・「あぁ: 知ってる知ってるみたいな感じが嫌だ」(30歳女性/機械・精密機器/事務系専門職)
・「はぁ: 分かっているのか分かっていないのか分からないので」(29歳男性/学校・教育関連/事務系専門職)
・「ふーん: ちゃんと聞いてない感じがするので、後輩や部下に限らず嫌」(28歳女性/機械・精密機器/秘書・アシスタント職)
・「あー、はいはい: バカにされてるような気がする、『はい』は一回でいいと思う」(26歳女性/機械・精密機器/秘書・アシスタント職)

■同意は難しい
・「そうですね: 知らないことのはずなのに、『そうですね』と言われると、あたかも知ってたかのような言い方に、いらいらする」(34歳女性/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)
・「さすがです、なるほど: 思ってないだろと思う、わざとらしいから」(28歳女性/人材派遣・人材紹介/事務系専門職)
・「なるほどですねー: 適当にあいづちを打っている感」(31歳女性/情報・IT/秘書・アシスタント職)
・「確かに: 正しいことを教えてるんだから確かなのは当たり前」(26歳男性/自動車関連/技術職)
・「『わかります』を多用されること: 何度も『わかります』と言われると、本当にわかってないだろと思ってしまう」(22歳男性/食品・飲料/販売職・サービス系)

■疑問形もイラッ
・「本当ですか?: 嘘なんて言わないから」(26歳男性/農林・水産/技術職)
・「話している最中に、そっすか? と言われる: ケンカ売ってんのか? と思ってしまうから」(32歳男性/小売店/事務系専門職)
・「マジですか: 学生気分みたいで嫌」(32歳男性/医療・福祉/専門職)
・「え?: 聞き方が腹が立つ」(26歳女性/金属・鉄鋼・化学/営業職)

■態度が重要
・「一切、こっちを見ないで相づちだけうっている姿: 聞いてもらえていないように思うから。無視されているようでムカつく」(24歳女性/食品・飲料/専門職)
・「顔をこちらに向けない: 忙しくても、ちゃんと聞いてるか分からないので顔をこちらに向けるべき」(29歳男性/食品・飲料/営業職)
・「空あいづち: 無視されたのと同じなので」(23歳女性/その他/事務系専門職)
・「聞いていないのにあいづちをする: タイミングが早すぎると、きちんと話を聞いてもらえていないなぁと感じるから」(28歳女性/学校・教育関連/専門職)
・「気のない返事: 聞いていないから」(25歳女性/ホテル・旅行・アミューズメント/営業職)
・「首を振るだけ: 無言だから」(32歳女性/情報・IT/秘書・アシスタント職)

■あり得ないあいづち
・「うけるー: 何にでもつかうから」(28歳男性/小売店/販売職・サービス系)
・「でもさ: 覆される」(44歳女性/電機/事務系専門職)
・「そうそう: ありえないので」(41歳男性/商社・卸/営業職)
・「そっかー: タメ口だから」(29歳女性/その他/その他)
・「ういーっす: むかつく」(30歳男性/建設・土木/事務系専門職)
・「ほい: なめてる」(25歳女性/不動産/事務系専門職)

■総評
自分が話している時に後輩や部下からされるといやなあいづち、イラっとするポイントは「よく聞いていない」「敬意のない」言葉のようだ。

回答に多かったのは「うんうん」だった。まず「うん」ではなく「はい」じゃないとおかしい、という声が並んだ。何度も頷いてうんうんと言いつつ、聞いているようで適当に流している雰囲気にもカチンとくるよう。同様に「はいはい」も「2回言わなくていい」「失礼」と不評だった。目上の人に「了解」も軽々しすぎるので、絶対に避けるべきだろう。

やる気のなさが前面に出ている「はあ」「へ~」「あ~」という間延びしたあいづちも先輩や上司をイラつかせるようだ。「バカにされている気がする」「興味がなさそう」「聞いていない」と相手に感じさせてしまうので、怒らせたいのでなければ使わないのが吉だ。

「そうですね」「ですよね」「なるほど」「確かに」なども評価は低かった。こちらは話し手と同列な雰囲気を醸してしまうので、目上の人には違和感があるよう。また、何度も「分かります」と言われると、教え手は「本当に分かってないだろ!」と思ってしまうらしく、こちらも多用は避けたほうがよさそうだ。「本当ですか?」「マジですか」など、疑問で返すのも失礼だ。

いい加減なあいづちや無言でうなずくだけのあいづち、目を合わせないあいづちなど、具体的な言葉というよりは態度が許せない、という意見も多かった。信じられないが「でもさ」「うけるー」「うぃーっす」「ほい」なんてリラックスしすぎたあいづちの例も報告された。なんにせよ、あいづち一つで、聞き手の心情は正確に伝わってしまう。どんな人の話も、最低限の礼儀はもって聞きたいものだ。

調査時期: 2015年6月2日~6月3日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男性135名 女性165名 合計300名
調査方法: インターネットログイン式アンケート