ネオマーケティングは29日、「仕事に必要な力」に関する調査結果を発表した。期間は4月14日~15日。対象は、20~40代の男女会社員600名。
先輩社員が新入社員に求めるチカラは「忍耐力」
入社1年目~5年目200名に、「新入社員時代に自分に備わっていたと思うもの」(すべて選択)を質問した。結果、最多は「集中力」(43.5%)だった。続いて「忍耐力」(35.5%)、「パソコン力1」(本体や接続機器などの利用方法)」(26.0%)となった。
次に入社6年目~10年目200名、11年目~15年目200名の計400名に「新入社員に教えてあげたいもの」を聞き、前問の「新入社員時代に備わっていたチカラ」と比較した。
結果、1年目~5年目が思う「新入社員時代に備わっていたチカラ」より6年目~15年目が思う「先輩が新入社員に教えてあげたいチカラ」の数値が上回ったのは「忍耐力」(5.3pt差)。次いで「チーム力」(7.8pt差)、「判断力」(6.8pt差)だった。これらについては、”新入社員自身が身につけている”という自覚以上に、“先輩が新入社員に教えてあげたい”という気持ちが強い項目だと言える。
逆に、6年目~15年目が思う「新入社員に教えてあげたいチカラ」より1年目~5年目が思う「新入社員時代に備わっていたチカラ」の数値が上回ったのは、「集中力」(24.2pt差)。続いて「パソコン力1」(15.5pt差)、「吸収力」(9.5pt差)となった。
スマホ世代の新入社員に感じるギャップ、"不慣れなPC操作"
また「最近の新入社員の『PC操作スキルやITリテラシー』に関する意外なギャップ」を質問。フリーコメントには、「スマホ世代の為か、タイピングなど基本操作に慣れてない」(31歳/女性)、「ITに触れる機会が多い割には、excelを使えない」(34歳・男性)、「SNSに個人情報を掲載することに抵抗がない」(31歳/男性)などの声が寄せられた。