スズキは19日、軽乗用車「スペーシア」「スペーシア カスタム」を一部改良して発売した。32.0km/リットルの低燃費を達成するとともに、軽自動車で初というステレオカメラ方式の衝突被害軽減システム「デュアルカメラブレーキサポート」を搭載した。

スズキ「スペーシア X」

スズキ「スペーシア カスタム XS」

今回の一部改良で、「スペーシア」「スペーシア カスタム」のNA(自然吸気)車に、静かでスムーズなアイドリングストップからのエンジン再始動を実現した「S-エネチャージ」を搭載。モーターアシストする時間と頻度を増やした「S-エネチャージ」と、燃焼効率を高めるなどの改良を施したR06A型エンジンを組み合わせることで、「スペーシア」2WD車において、クラストップレベルの低燃費32.0km/リットルを達成。NA全車がエコカー減税の免税対象車となった。

軽自動車として初という、2つのカメラを採用したステレオカメラ方式の衝突被害軽減システム「デュアルカメラブレーキサポート」も搭載。約5~100km/hの速度域で車両や歩行者を検知し、警報や自動ブレーキで衝突の回避、または衝突時の被害軽減を図るシステムで、車線逸脱警報機能、ふらつき警報機能、先行車発進お知らせ機能などとセットで全車にメーカーオプション設定し、安全装備を充実させている。

その他、自車を真上から見ているような視点で周囲を確認できる全方位モニター、「ナノイー」搭載のフルオートエアコン、プレミアムUV&IRカットガラス(フロントドア)などを採用。利便性や快適性の向上が図られている。

価格は「スペーシア」が127万4,400~150万3,360円、「スペーシア カスタム」が152万8,200~176万2,560円(ともに税込)。なお、「スペーシア」「スペーシア カスタム」に「S-エネチャージ」を搭載したターボモデルは8月の発売を予定している。

スズキ「スペーシア」

スズキ「スペーシア カスタム」