ポジティブドリームパーソンズは30日、代表取締役社長の杉元崇将が著した書籍「“99%の社員”から抜け出す人の考え方」を発売した。価格は1,500円(税抜)。

「“99%の社員”から抜け出す人の考え方」 1,500円(税抜)

同書では、著者が創業当時から現在に至るまでの軌跡から事業展開の背景までを解説し、社内起業家の価値について著している。

近年、日本の成長戦略のひとつとして「産業の新陳代謝とベンチャーの加速」が掲げられ、「個人の働き方」や「雇用のあり方」における多様化が時代に大きな変化をもたらしているという。そのような時代にあえて、起業家マインドを持ちながら組織で働くことの意義や利点について、社員の成長を促す仕組みと実例を引用しながら紹介し、これからの日本企業成長の鍵と言われる社内起業家像について解説している。

また、社員の成長を促す仕組みとして、入社研修やビジネススキルの基礎から経営計画の立案手法までの幅広い知識・ノウハウを4つのステージに分け、役員・マネージャーだけでなく全社員に向けて提供する「PDPカレッジシステム」を紹介。

「PDPカレッジシステム」の全体像

さらに、社内企業の実例では、金沢工科大学との共同研究によって“感動”の仕組みを理論的に分析し、ユーザーの感動を“必然的”に創り出すことで、最良の“おもてなし”を提供するサービスメソッドである「感動の技術化」プロジェクトについて説明している。

なお、同社は、これらの取り組みに加え、女性が生涯社会で活躍し続けることができる職場環境を提供する「ポジティブ・ママズ制度」などが評価され、2012年「日経ビジネス」誌上で発表される「働きがいのある会社ランキング」(従業員250人以上)で初エントリー20位、翌年には19位と2年連続で選出されている。