投資信託協会は13日、2015年3月の投資信託概況を発表した。それによると、3月末の株式投信の純資産総額は前月末比1兆258億円増の80兆2,795億円となり、9カ月連続で過去最高を更新した。

設定額は4兆5,699億円、解約額は2兆9,328億円、解約率は3.7%、償還額は481億円で、差引き1兆5,890億円の資金純増。流入超は4カ月連続となる。

国内公募投信全体の純資産総額は前月末比1兆1,706億円増の97兆276億円と、10カ月連続で過去最高を更新。設定額は10兆6,461億円、解約額は8兆8,642億円、償還額は481億円で、差引き1兆7,337億円の資金純増となった。流入超は21カ月連続。

公社債投信の純資産総額は前月末比1,447億円増の16兆7,481億円と、2カ月連続の増加。設定額は6兆761億円、解約額は5兆9,314億円、償還額は0円で、差引き1,447億円の資金純増となった。流入超は2カ月連続。

内訳は、中期国債ファンドが239億円の純増、長期公社債投信が97億円の純減、フリーファイナンシャルファンドが1,395億円の純増、キャッシュリザーブファンドが995億円の純減、MRFが500億円の純増、MMFが421億円の純増となった。