エクスペディアは4月2日、2015年のゴールデンウィークにおける旅行のトレンドについて発表した。

2015年ゴールデンウィークの予約急上昇ランキング

同社が過去2~3年のゴールデンウィーク予約状況から分析した結果では、日本人の旅行は大型連休でも3~4日の単発旅行が多い傾向にあるという。渡航先としては、昨年からアジアへの人気が継続しており、複数の旅行会社が発表している渡航先トレンドも今年は「アジア」と言われているとのこと。

ゴールデンウィークの人気旅行先ランキング

同社による「2015年ゴールデンウィークの予約急上昇ランキング」では、昨年と同様に「安・近・短」(安くて、近くて、日数が短い旅)の傾向が見られた。昨年は台湾や韓国などの"王道アジア"が人気となっているが、今年はジャカルタ、ハノイなどに注目が集まっているという。

同ランキングで1位となったジャカルタ(インドネシア)は前年成長率が+90%と、2位のハノイ(ベトナム・+69%)と約20ポイント以上の差をつけた。この理由について同社は、これまで入国する際に支払う必要があったビザ代が緩和されたことが影響していると見ている。5位のヘルシンキ(フィンランド・+56%)は、映画『アナと雪の女王』の影響もあると見られる。

「ゴールデンウィークの人気旅行先ランキング」では、今年は台北(台湾)が1位となった。2位はバンコク(タイ)、3位は昨年1位のソウル(韓国)となっている。LCCの就航により、バンコクや台湾にも割安な料金で気軽に行くことができるようになったことが影響しているとのこと。