トヨタ自動車は6日、日欧戦略車「オーリス」をマイナーチェンジして発売した。今回のマイナーチェンジでは、新開発1.2L直噴ターボエンジンを搭載した最上級グレード「120T」の新設定や、衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense C」の設定、内外装デザインの変更などが行われている。

トヨタ「オーリス 120T」

最上級グレード「120T」は、同社初の1.2L直噴ターボエンジン「8NR-FTS」を搭載。最大トルクを1,500~4,000rpmの幅広い回転域で発生させるほか、ターボエンジンの特性を引き出す新制御を採用した「Super CVT-i」(自動無段変速機)との組み合わせなどにより、アクセル操作に対する瞬時のレスポンスや、なめらかで爽快な走りを実現している。

最上級グレードにふさわしい各種快適装備も採用され、ウルトラスエードと本革・合成皮革を組み合わせた専用シート表皮、専用の木目調インストルメントパネル加飾、シートヒーター(運転席・助手席)、自動防眩インナーミラー、クルーズコントロールなどを標準装備とした。

「Toyota Safety Sense C」は、レーザーレーダーとカメラを組み合わせ、多面的な安全運転支援を可能にした衝突回避支援パッケージ。最上級グレード「120T」と1.8L車に標準装備され、1.5L車にはオプション設定としている。前方障害物との衝突回避を支援する「衝突回避支援型プリクラッシュセーフティ」、車線逸脱による衝突事故の回避を支援する「レーンディパーチャーアラート」、ハイビームとロービームを自動で切り替える「オートマチックハイビーム」などがおもな機能となる。

エクステリアは、メッキモールを配したアッパーグリルや開口を広げたフロントロアグリル、水平基調のリヤバンパーなどにより存在感を強調したほか、全長を55mm拡大して伸びやかなプロポーションを実現。インテリアはピアノブラックとサテンクロームメッキ加飾を施したセンタークラスターと、各グレードの個性に合わせて加飾したインストルメントパネルを立体的に配置し、上質かつ先進的なイメージを演出している。

「オーリス」の価格は、最上級グレード「120T」が259万37円、その他のグレードが178万9,855~246万437円(価格はすべて税込)。