資生堂は6日、2015年4月8日に開業する成田国際空港第3旅客ターミナルビル2階の免税エリア「Fa-So-La DUTYFREE」に、資生堂の子会社「ザ・ギンザ」を通じて免税店をオープンすると発表した。LCCのターミナルとなる同ビルにおいて、訪日観光客の増加に伴い伸長するトラベルリテール(TR)への対応を強化するという。

免税店では、出国審査通過後の正面という好ロケーションを活用し、プロモーションスペースや空港限定セット品のコーナーを充実させる。取扱商品は、LCC利用者のニーズに対応してグローバルで展開する「SHISEIDO」「エリクシール」など計24ブランドを用意し、美容の専門知識を持つ「Fa-So-Ra DUTYFREE」の店舗従業員が資生堂専属の担当者として接客する。

成田国際空港第3旅客ターミナルビル2階 店舗イメージ

資生堂の国内TR事業は、ザ・ギンザが運営し、全国の空港23施設43店舗で展開している。2014年に免税対象が化粧品にも拡大されたことや訪日観光客増加の影響などにより、店頭売上は前年より4割増え、化粧品のインストアシェア第1位を獲得。成田国際空港には既に第1旅客ターミナルビル、第2旅客ターミナルビルに計8店舗の免税店を展開しており、店頭売上は第1旅客ターミナルビルの5店舗で前年度比2割増、第2旅客ターミナルビルの3店舗で前年度比4割増と好調に推移している。