ビートたけしが、5日に放送されたフジテレビ系トーク番組『ワイドナショー』(毎週日曜10:00~10:55)にゲスト出演し、自身のライバルについて語った。

ビートたけし

同番組に初出演したビートたけし。司会の東野幸治から「邪魔な存在はいたんですか」と聞かれると、「あまり言えないけど、萩本欽一といかりや長介を引きずり下ろすことしか考えていなかった」と告白。2人のことは「好き」と前置きした上で、「(自分が)出ていくためにはこの2人の牙城を崩さない限り『ひょうきん族』なんてあり得ないと思っていたから」とその発言の真意を説明した。

たけしが出演していた『オレたちひょうきん族』の裏番組が、いかりや長介らのザ・ドリフターズのコント番組『8時だョ!全員集合』。一方、お笑いコンビ・コント55号の実力を認めながらも、萩本欽一に「いい人」のイメージがあることに危機感も。「萩本さんの番組がずっと続くようだったら、俺にとってお笑いの危機だと思った。その反面、俺は悪いことばかりしていたからこっちの時代が永久に来ない」と当時を思い返した。

『8時だョ!全員集合』では加藤茶が「宿題やれよ」「歯磨けよ」などと子どもたちに向けたメッセージを投げかけていたが、そんなこともたけしにとっては「もっと毒のあることができなくなる」という思いに。「この2チームはどうにかしたいと思っていた」と言うたけしに東野が「そういう意味での『赤信号みんなで渡れば怖くない』?」と聞くと、たけしはそれを認めた上で「そんなことばかり言ってた」と語った。