『紅い眼鏡』より

東京・池袋にある映画館「新文芸坐」のオールナイトプログラムとして、「押井守映画祭2015」の第3夜が4月25日に開催され、ゲストとして同監督作品にも多数出演している声優の古川登志夫と千葉繁が登壇することが決定した。

本イベントは、今回で67回を数える「新文芸坐×アニメスタイルセレクション」の一つとして実施。これまでにも国内のアニメーション作品を中心に上映を行うとともに、第一線で活躍する制作関係者を招いてトークショーを開催し、話題のプログラムとなっている。

「マニアック編」と題し今回上映されるのは、押井監督実写第一作にして千葉が主演を務めた『紅い眼鏡』(1987年)。実験的スタイルが特徴の不条理OVA『トワイライトQ/迷宮物件FILE538』(1987年)。古川が主演し、千葉が録音監督を担当した劇場アニメ『MAROKO 麿子』(1990年)。全編ポーランドロケを敢行したVFX映画『アヴァロン』(2001年)の4本。

『アヴァロン』より

中でも、『紅い眼鏡』は「仏語字幕版」での上映が決定。これは当時、カンヌ映画祭出品のために準備され、諸般の事情でお蔵入りになったもの。昨年春にキネカ大森30周年記念で初めてお披露目されただけで、まさに「マニアック編」にふさわしい、押井監督作品ファンにはたまらない一本となる。

古川登志夫

千葉繁

今回トークショーに登壇する古川と千葉は、押井監督の人気シリーズ『うる星やつら』や『機動警察パトレイバー』などにもレギュラーとして参加。監督の人となりや知られざる演出術などが語られるという。イベントは、開場22:15/開演22:30(終演予定6:05)。料金は一般3,000円/前売り・友の会2,800円で、前売り券は劇場窓口・チケットぴあにて、3月28日より販売が開始される。

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