北越急行は特急「はくたか」の運行最終日となる3月13日、「ありがとう特急はくたか記念切符」を発売し、「さよなら特急はくたかイベント」を実施する。

特急「はくたか」。北越急行所有の683系で運転

特急「はくたか」はほくほく線が開業した1997年3月22日にデビュー。越後湯沢駅で上越新幹線と接続し、首都圏と北陸方面を結ぶ特急列車で、ほくほく線内では在来線国内最高速度となる時速160km運転が行われてきた。今年3月14日の北陸新幹線長野~金沢間開業にともない、現行の特急「はくたか」は廃止が決まり、3月13日が運行最終日に。「はくたか」の列車名は北陸新幹線へ受け継がれる。

運行最終日に発売される「ありがとう特急はくたか記念切符」は、六日町~十日町間の乗車券・特急券と「はくたか」生写真がセットとなり、価格は1,020円(税込)。計3,000セットを用意し、うち1,500セットは十日町駅コンコース内特設窓口にて、9~22時に販売される。その他、六日町駅で1,000セット、まつだい駅で500セットを9~17時に発売。購入は1人1セットとされている。

「さよなら特急はくたかイベント」は六日町駅・十日町駅・くびき駅・犀潟駅にて実施予定。六日町駅・十日町駅では、特急「はくたか4号」が停車する朝9時すぎに、沿線の保育園児たちが手旗を振り、同列車を見送る。くびき駅・犀潟駅のイベントは上越市と共催で、保育園児や沿線住民らが特急「はくたか11号」「はくたか10号」を見送る。

特急「はくたか」の最終列車は、越後湯沢駅を21時30分に発車する「はくたか26号」。十日町駅では同列車の通過(21時50分頃)に合わせ、市民約200名がホーム上から記念の手旗で見送るとのこと。なお、特急「はくたか」が廃止される3月14日以降、ほくほく線は越後湯沢~直江津間で1日1往復(下りはえちごトキめき鉄道新井駅まで乗入れ)運転される超快速「スノーラビット」と普通列車が中心のダイヤとなる。