2月8日に千葉県・幕張メッセで開催された世界最大級のガレージキットイベント「ワンダーフェスティバル2015[冬]」のグッドスマイルカンパニー流通が一同に会する「WONDERFUL HOBBY LIFE FOR YOU!! 21」(ワンホビ)ブース。注目の新作フィギュアの数々に目を奪われがちだが、同ブースの魅力は新作フィギュアだけに留まらず、さまざまな展示が行われていた。

ヘッドマウントディスプレイ「Oculus Rift」を使用した「チェインバー搭乗体験」コーナー

昨年12月に竣工された、鳥取県倉吉市のフィギュア製造工場「楽月工場(通称:ラッキーファクトリー)」コーナーでは、フィギュアのパーツを製造する「射出成形機」の実演に加え、国産フィギュア第1弾として3月に発送予定の 『桜ミク Boomed in Japan』のサンプルも展示。

「楽月工場」コーナーの見取り図と実際の「楽月工場」の模型

射出成形機の実演コーナー

のっぺら顔を続々と製造する射出成形機

各パーツの原材料となるペレットについての解説コーナー

「楽月工場」産の第一弾となる『桜ミク Boomed in Japan』(3月発送予定)

そのほか、倉吉市のイメージキャラクター「くらすけくん」の顔を、同コーナーで販売している『ねんどろいど用 のっぺら顔』にタンポ印刷する印刷実演など、フィギュアの実演展示は大盛況だった。また「原型師相談所」を開設し、未来の原型師を目指す若者たちの相談に、現役原型師が熱心にアドバイスを送る姿も。

「ねんどろいど用 のっぺら顔」にくらすけくんの顔をプリント

タンポ印刷の実演コーナー

原型師相談所

「楽月工場の挑戦」パネル

世界中で注目を集めるバーチャルリアリティーに特化した、ヘッドマウントディスプレイ「Oculus Rift」の体験コーナーもワンホビブース内に登場。今回は『ミス・モノクローム』のライブステージ体験に加え、『翠星のガルガンティア -めぐる航路、遥か-』の「チェインバー搭乗体験」の2つのコンテンツを用意。時間ごとの整理券を配布してしていたものの体験希望者が殺到し、長蛇の列ができていた。

『ミス・モノクローム』のライブステージ体験と『翠星のガルガンティア -めぐる航路、遥か-』チェインバー搭乗体験の2つのコンテンツを用意していたVR体験コーナー

『ミス・モノクローム』ライブステージ体験

『翠星のガルガンティア -めぐる航路、遥か-』チェインバー搭乗体験

さらに、前回の「ワンダーフェスティバル」ワンホビブースにも出展していた話題の「スピーシーズ」モーションフィギュアの新バージョン『MF303』のデモンストレーションも実施。駆動系が前作よりも増加したことでより人間に近い動きが可能となり、フレームの形状も人間らしさを意識した作りに。また、制御系もこれまでの独自プログラムではなく、汎用性の高い「MikuMikuDance」から制御していた。

スピーシーズの『MF303』のデモンストレーション

そして、展示コーナーから少し離れた場所では、5月16日、17日の2日間にわたって、千葉県・海浜幕張公園で開催される「レッドブル・エアレース」競技飛行機の実機が展示されていた。

「Red Bull AIR RACE」で使用される競技用飛行機の展示