女性の9割が、ブラジャーに違和感をもっていると判明 - ワコール

ワコールはこのほど、2月12日の「ブラジャーの日」を前に「ブラジャーについてのアンケート調査」を実施、結果を公表した。

同調査は1月9日～11日、関東・中部・近畿在住の20～54歳の男女各546人(計1,092人)を対象に、インターネットにて実施した。

約8割が見た「背中のハミ肉」、約6割が見た「低いバスト位置」

着衣の状態で、「下着から肉がハミ出た状態の女性の背中」を見たことがあるかどうかを聞いたところ、男性だけでなく女性も含め、8割以上の人が女性の「背中のハミ肉」を見ていることがわかった。

「バストの位置が低い状態の女性」についても、約6割の人が「低いバスト位置」の女性を見たことがあると回答。服の上からでも、女性のバストは全方位的に他人からしっかり見られている実態がわかった。

また、「背中のハミ肉」を見ている男女別の割合は、男性は77.1%、女性は89.6%と、女性同士の方が厳しい目線でチェックをしている様子がうかがえる結果となった。

そんなバストは、「老けて見える」などネガティブな印象に

「背中のハミ肉を見たことがある」と回答した人が受けた印象は、「残念・がっかり」(47.4%)、「意外に太っている」(44.7%)など、多くの人がネガティブな印象を受けていることがわかった。「低いバスト位置を見たことがある」と回答した人が受けた印象は、「老けて見える」(55.3%)、「残念・がっかり」(34.4%)などが多く、こちらも同様にネガティブな印象を受けている。

「背中のハミ肉」を見た男性からは、「ハムみたいだと思う」「おばさんだなと思う」といったコメントや、「低いバスト位置」を見た男性からは、「女性として見られなくなる」といった辛辣なコメントも挙げられている。

「背中のハミ肉」「低いバスト位置」を自覚していない人が多数

多くの人が女性の「背中のハミ肉」「低いバスト位置」を見ていることに対し、「背中のハミ肉」に自覚がある人は34.8%、「低いバスト位置」に自覚がある人は17.5%にとどまり、自覚していない人が多数いることがわかった。

また今回の調査アンケートによって、「言われてみればある気がする」と、自分の「背中のハミ肉」や「低いバスト位置」の状態に気がついた人がいることも判明した。

約9割の女性がブラジャーに違和感をもっている

87.0%の人が「自分のブラジャーサイズを知っている」と答え、76.9%の人が「自分のブラジャーサイズが合っていると思う」と回答。しかし、その一方で「肩ひもが落ちる」(43.4%)、「カップが浮いたりパカパカする」(32.6%)、「動いている最中にずれる」(29.1%)など、約9割の人がブラジャーに違和感をもったり、不快に感じていることもわかった。

同社では、自己判断によって合っていないブラジャーサイズを選んでしまい、自らブラジャー着用時の違和感・不快感を生み出してしまっている人は少なくないのかもしれない、と分析している。

ブラジャーに違和感、約6割が解決策を見出せていない

約9割がブラジャーに違和感をもっている一方で、「仕方ない」(29.5%)、「あきらめている」(23.0%)など約6割の女性が解決策を見い出せておらず、ブラジャー購入の際も「採寸しない」(72.3%)、「試着し店員に合っているか見てもらわない」(77.0%)と、体に合ったブラジャーを選べていない可能性が高いことがわかった。

また、最近店員にサイズを測ってもらったのは「1年未満」(23.7%)にとどまる一方、「5年～20年未満」(19.6%)、「20年以上前」(7.5%)、「一度も測ってもらったことはない」(25.5%)と、5年以上前から測ったことのない人が、5割以上(52.6%)もいることがわかった。

今回の調査から、からだに合っていないブラジャーによって違和感をもっていると同時に、他人からがっかりされている可能性も高いことが推測される結果となった。