女優の剛力彩芽が、初めてサスペンスドラマに出演することが21日、明らかになった。劇中では昨年話題になった"壁ドン"シーンも用意されているという。

ドラマ『松本清張「黒い画集-草-」』に出演する剛力彩芽

剛力が出演するのは、3月にテレビ東京開局50周年特別企画として放送される放送される『松本清張「黒い画集-草-」』で、原作は1960年に発表された中編小説。1961年以来およそ50年ぶりの映像化となり、松本清張の作品の中でも、病院を舞台にした医療サスペンスの傑作といわれている。

地域でも評判の良い総合病院で次々と起こる怪事件。村上弘明演じる出版社編集長・沼田一郎(村上弘明)が意識不明で運び込まれたことをきっかけに、親密な関係が囁かれていた院長と看護師長は失踪し、看護師長へのストーカーが噂されていた薬剤管理室長が遺体となって発見される。剛力が演じるのは、沼田の娘・亜衣。入院中の父親のところに足繁く通い、何かと世話を焼く。

初となるサスペンスドラマの現場を「お芝居の中にどう馴染めるのかワクワク、ドキドキしながら撮影させていただきました!」と振り返った剛力。「サスペンスは特に少しの表情、行動でどう見えるかがすごく変わってしまうと思うので、沼田亜衣という役をどういう女性に見せるか悩みながらも役作りさせていただきました!」と苦労話も明かした。

また、松本清張作品に出演することについては「ずっと憧れを抱いておりましたのでとてもうれしく思いました!」と感激。「今回、このドラマで初めて挑戦させていただいたことがあったのですが(ネタバレになるので言えませんが、ある"大きな秘密"を抱えていて)それがとても難しかったです!」とアピールした。

昨年公開された映画『L・DK』で、山崎賢人から"壁ドン"をされたシーンが話題になった剛力。本作で刑事・桐嶋英司を演じた陣内孝則は「剛力ちゃんに壁ドンをしたシーンがあるのですが」と明かし「手が痛かったです」。一方、沼田一郎を演じた村上弘明は「最後に明かされる"草"というタイトルの意味に驚かれると思います」と予告し、本作を「"松本清張が過去から現代へ送った診断書"とも言えると思います」と読み解いている。

陣内孝則

村上弘明