インターワークスが運営する製造業求人情報サイト「工場ワークス」は8日、同サイトに掲載されている求人広告から、2014年11月度の製造業の平均賃金をまとめた結果を発表した。それによると、全国の平均時給は前年同月比2.5%増の1,083円となり、13カ月連続で前年を上回った。なお、前月比は横ばいだった。

全国平均時給・増減率の推移

エリア別に見ると、北海道・東北が前年同月比4.3%増の984円、関東が同2.3%増の1,106円、九州・沖縄が同6.3%増の1,052円など、全7エリアでプラスとなった。

業種別では、「車・バイク・重機系」が前年同月比1.2%増の1,170円、「半導体・先端技術」が同4.3%増の1,075円、「機械・精密機器・金属」が同2.8%増の1,103円など、全12業種中10業種でプラス。

一方、「オフィス・業務機器」は横ばいの1,075円、「ゴム・プラ・石油・化学」は同2.0%減の1,052円となった。

同社メディア営業部部長の大崎卓也氏によると、前月比は7月以降ほぼ横ばいとなっており、時給の高止まりが見られるという。また、業種別に見ても「全国で『車・バイク・重機系』、『半導体・先端技術』、『機械・精密機器・金属』などで時給の高止まりの傾向があります」と分析している。

職種別に見ると、全29職種中、前年同月比では24職種がプラス、5職種がマイナス、前月比では18職種がプラス、9職種がマイナスとなった。