IRいしかわ鉄道は5日、車両デザイン決定について発表した。同社保有の車両(521系)5編成に、それぞれ異なるアクセントカラーが採用されるという。

IRいしかわ鉄道が保有する521系の車両デザイン。車体側面のアクセントカラーは「黄・黄土(金)系」(IRいしかわ鉄道提供)

同社は北陸新幹線長野~金沢間開業でJR西日本から経営分離される並行在来線のうち、石川県内の区間(北陸本線金沢駅から富山県境まで)を引き継ぎ2015年3月14日に開業予定。保有する車両は2両ユニットの521系5編成で、うち2編成は新車となる。

このほど公開された車両デザインに関して、「コーポレートカラー(明るい青色)とロゴマーク、石川の伝統工芸を彩る5つの色を使用することで、親しみやすさと石川らしさを表現しました」と同社。「石川の伝統工芸を彩る5つの色」は車体側面のアクセントカラーに採用され、「赤・臙脂(えんじ)系」「黄・黄土(金)系」「緑・草系」「紫・古代紫系」「紺青・藍系」の5色を設定し、編成ごとに異なる配色となる。なお、「いしてつ愛あーるクラブ」に入会すると、この車両デザインの缶バッジがもれなくプレゼントされるとのこと。

IRいしかわ鉄道の開業ダイヤは、現行の普通列車の運転本数が維持されるとともに、平日に富山・泊方面から金沢駅へ直通する快速列車が5本設定される予定。特急列車の待避解消により、金沢~富山間直通列車の平均所要時間も1時間以内に短縮される。