マツダは25日、軽自動車「キャロル」の全面改良を行うと発表した。スズキからOEM供給を受けたモデルで、2015年1月30日に発売される。

マツダ「キャロル GS」

今回の全面改良では、シンプルかつスタイリッシュなデザインに一新するとともに、車両重量の軽量化とパワートレインの効率改善を実施。JC08モード燃費37.0km/リットル(2WD CVT車)を実現し、全車がエコカー減税の対象となった。

デザイン面では、全高を低くし、フロントからリヤまで流れるようなサイドビューや、デザイン性と機能性を両立させたクリーンな印象のインテリアを採用。ボディカラーは新色「シフォンアイボリーメタリック」「ピュアレッド」を含む全7色を設定している。

燃費性能では、軽量・高剛性の新開発プラットフォーム採用し、ボディの超高張力鋼板の使用率を拡大し、樹脂フェンダーなどを採用したことで、MT車で610kg、CVT車で650kgの軽量化を実現した。エンジンの吸気と排気系を新設計し、CVT車にはEGRシステムを採用したほか、燃費向上に貢献する「エネチャージ」「アイドリングストップシステム」「エコクール」を標準装備される。

安全性能も強化され、全車にコーナー走行での安全性を高める「DSC&TCS」を、CVT車にはレーザーレーダーによる検知で低速走行時の衝突回避や被害軽減をサポートする「レーダーブレーキサポート」をはじめ、「誤発進抑制機能」「エマージェンシーストップシグナル」を標準装備した。新型「キャロル」の価格は84万7,800~112万3,200円(税込)。