鉄道博物館(埼玉県さいたま市)は2015年1月11日、史上初の試みとして、ヒストリーゾーンの実物車両全36両で解説や特別公開、実演などを行う「鉄はじめイベント」を開催する。
中でも注目は、20名限定で実施される御料車解説ツアー。普段は入ることができない御料車車庫内の通路から解説付きで見学できる。EF58形式・EF66形式電気機関車、ナハネフ22形・マイテ39形客車など、普段は入れない7つの車両の車内や運転室を見学できる「運転室・車内特別公開」も実施される。
「特急・急行形電車からみる鉄道史」「峠に挑んだ鉄道」の2つをテーマに、学芸員が展示車両を約30分間で解説する「ギャラリートーク」、古今の通勤電車を巡る「通勤電車特別ボランティアガイドツアー」、展示車両を回るクイズラリーなど、鉄道車両についてわかりやすく学べるイベントも開催する。
C57形蒸気機関車・ED75形式電気機関車・200系新幹線の気笛・警笛を鳴らしながら、転車台を解説付きで回転する実演も実施。その他、国指定重要文化財・1号機関車の開業当時の解説実演、弁慶号の鐘打ち鳴らし体験などの催しも予定されている。クイズラリーを除き、すべて時間制での開催となる。
鉄道博物館の年内の営業は12月28日まで。新年は1月2日から営業。新春企画として、来館記念メダルの刻印無料サービス(通常は50円、1月10~12日)、「てっぱく福袋」の販売(3,000円・5,000円の2種類、1月2日10時から)なども実施される。