ワイヤ・アンド・ワイヤレスと、訪日外国人観光客をターゲットとしたインバウンドビジネス活性化を目指すジェーシービーなどの法人および自治体、全17団体はこのたび、「TRAVEL JAPAN Wi-Fi」プロジェクトを発足すると発表した。また、同時にWi2が提供する全国20万か所以上のWi-Fiスポットへの無償接続機能と、国内の観光情報、施設情報の配信機能を実装した、訪日外国人向けスマートフォンアプリ「TRAVEL JAPAN Wi-Fi」を提供する。同アプリは12日、Google PlayおよびApp Storeにて順次配信を開始した。
なお、同プロジェクトは2015年6月末日までをトライアル期間として、その間における効果、利用状況などを検証し、順次情報展開を行うという。また2015年7月より本格商用展開を目指し、参画するパートナー法人や自治体を拡大した上でインバウンドビジネスの活性化を担うサービスを展開していくとしている。
「TRAVEL JAPAN Wi-Fi」プロジェクトの概要
「TRAVEL JAPAN Wi-Fi」プロジェクトとは、増加する訪日外国人観光客を対象としたインバウンドビジネスの領域をより一層活性化すべく発足されたプロジェクト。同プロジェクトでは、訪日外国人観光客向けに、旅行中のインターネット環境を整えることを中心とした下記3つのサービスを提供し、2020年を目標に「旅行者にとって魅力ある日本」の一助となるサービスを目指していくとしている。
最大20万か所以上のWi-Fiスポットを無償で使い放題
- 訪日外国人観光客は「TRAVEL JAPAN Wi-Fi」アプリをダウンロードし、利用規約に同意することによって、Wi2ベーシックエリア(同アプリでは、BBモバイルポイントは利用できない)に無償で接続することが可能になる。また、一部参画法人・自治体より配布されるプレミアムコードをアプリに登録することにより、Wi2オプションエリア(同アプリでは、BBモバイルポイントは利用できない)へも無償接続が可能となり、入国から滞在中の導線を幅広くカバーする全国20万か所以上のWi-Fiスポットを自由に利用できる
役立つ情報配信で、日本の旅をよりお得に便利にサポート
- 参画法人・自治体より提供される情報を中心に、日本での滞在をサポートする様々な情報をアプリを通じて配信する。これにより、訪日外国人観光客の国内旅行の一助になると共に、O2Oを実現することで、インバウンドビジネス領域での経済活性化を目指す
分析レポートの活用で、更なるサービス向上
- 同アプリは、ダウンロードの際、個人情報保護法の規定に従い情報の利用目的に同意した上で、利用者属性や行動経路などの情報取得を行う。その後、情報の分析をマーケティング情報として活用することにより、各分野での訪日外国人観光客に向けたサービスの向上に活かす
参画法人・自治体一覧(50音順)
- アクセンチュア、沖縄県、沖縄観光コンベンションビューロー、小田急電鉄、キャナルシティ博多、京都市、京都文化交流コンベンションビューロー、KDDI/沖縄セルラー電話、神戸市、ジェーシービー、東京都交通局、ドン・キホーテ、日本航空、パナソニック インフォメーションシステムズ、ぴあ、ビックカメラ、マツモトキヨシ
協力法人一覧(50音順)
- AIZAC、伊藤忠テクノソリューションズ、インテリジェンスビジネスソリューションズ、スキータ、Sen(MATCHA)、デジタルガレージ、富士ソフト、ブリンガー・ジャパン(GOOD LUCK TRIP JAPAN App)