マンダムは12月8日、「においケア検定 Vol.2」を公開した。同社が職場や家庭における男性の体臭問題の解決のため6月から開始した、「スメルマネジメント活動」の一つ。

同社では「においケア検定 Vol.2」の公開にあたって、6月3日~8月31日に1万1,973人が受講した同検定Vol.1において多くの人が誤解していた問題を紹介している。

「においケア検定」問題例と正解率(抜粋)

【問題例1】
問: 加齢臭がにおう部分は、体幹部(胸の中央)や( )である。
回答肢: (1)耳の後ろ (2)背中 (3)頭
正解(正解率): (2)背中(8%)

正解率8%の「においケア検定」認識違いワースト1だったのが、この問題。加齢臭のにおう部位を81%が「耳の後ろ」、11%が「頭」と誤認していた。

加齢臭は皮脂由来のパルミトレイン酸が酸化することで発生する2-ノネナールが原因成分。皮脂が排出される部分、つまり全身からにおう可能性はあるが、実際にくさいと感知するほど発生するのは背中と胸の中心(体幹部)ということが明らかになっているという。耳の後ろがくさいとすれば、それは「汗臭」または頭部の汗のにおい「ミドル脂臭」かもしれないとのこと。「耳の後ろだけではなく、頭頂部・後頭部・首の後ろをよく洗浄・清拭しなければニオイはなくなりません」と同社。

【問題例2】
問: 日本人は体臭が薄いってほんと? では、専門家による測定では日本人の男性の( )%に体臭(ワキのにおい)があった?(※入浴後24時間・夏)
回答肢: (1)35% (2)65% (3)95%
正解(正解率): (3)95%(28%)

正解率28%で認識違いワースト2だったのが、この問題。同社では、入浴後24時間後は日本人男性95%が臭い(ワキ)、しかも強度も強いことを測定したという。入浴後6時間からにおいの原因菌は増殖するため、ケアしなければ体臭がきつくなっていくとのこと。

【問題例3】
問: 自分の体臭がわからないのは、自分の部屋のにおいがわからないのと同じ。そのにおいに親しみすぎて、わからなくなってしまう反応を何という? 回答肢: (1)鈍化 (2)順応 (3)馴化(じゅんか)
正解(正解率): (3)馴化(31%)

【問題例4】
問: ワキには、常在菌が約( )個いる。
回答肢: (1)100万個 (2)1,000万個 (3)1億
正解(正解率): (3)1億(52%)

【問題例5】
問: 体臭があるのに対処せず、周囲に迷惑をかけることを ( )ハラスメントという。
回答肢: (1)スメル (2)エア (3)スペース
正解(正解率): (3)スメル(86%)

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