モデルで女優の西内まりやが、ヒロインを演じる映画『レインツリーの国』(2015年秋公開)の役作りのために、ロングヘアを30センチカットしたことが9日、明らかになった。西内は人生初のショートカットで銀幕デビューを飾る。

映画『レインツリーの国』で西内まりやが演じるヒロイン・ひとみ

本作は、作家・有川浩の同名恋愛小説を原作に、『阪急電車 片道15分の奇跡』(2011年)などで知られる三宅喜重監督がメガホンを取った作品。Kis-My-Ft2の玉森裕太が初の映画主演に挑む。玉森演じる主人公・向坂伸行が高校時代に好きだった本についてネットで調べていると「レインツリーの国」というブログにたどりつき、西内演じるそのブログの管理人・ひとみにメールを送ったことがきっかけで恋心を抱く。ところが、会うことを拒むひとみには、人には言えない秘密があった。

西内が劇中で人生初のショートを披露するのは、伸行との出会いによって殻に閉じこもっていた日々から新しい世界へ一歩を踏み出す重要なシーン。「ロングのひとみは自信もなく内向的。そんなひとみが伸行に出会って少しずつ変わり、ついにショートカットにして気持ちも前向きに」と心の変化を説明し、「髪を切ったと同時に見える細かな心の変化を感じてもらえたらと思います」と期待している。

西内にとって今回の役作りは「とてもワクワクでした」と楽しみだった反面、「今までずっとロングでお仕事をしてきていたので、どんなイメージになるか予想がつかず、緊張感もありました」という不安も。それでも「新たな西内まりやのスタート。髪を切った事は自分と向き合うきっかけにもなり、ファッションや気持ちも変わりました」と前向きに捉え、「これからまた新しい西内まりやで。そしてもっともっとありのままの私でいようと思っています。よろしくお願いします!」と呼びかけている。

(C)『レインツリーの国』製作委員会