Q.取引先の営業に「できる…!」と思ったことはありますか?

仕事でつきあう機会の多い取引先の営業さん。さまざまなスキルや能力をもっているスーパー営業さんに出くわして感心した経験はないだろうか。今回はマイナビニュース会員のうち男女300名に、「デキる…!」と感じた取引先の営業さんに関する目撃情報を語ってもらった。

Q.取引先の営業に「デキる…!」と思ったことはありますか?

はい 12.0%
いいえ 88.0%

Q.(「はい」と答えた方にお聞きします)どのようなときに思ったのか、教えてください

■ニーズの先読み能力
・「こちらのニーズをかぎ取る能力の高い営業担当者が相手だと,話が非常に早く進む……そういうことがたまにあるとうれしい」(56歳男性/学校・教育関連/事務系専門職)
・「こっちの言い分を聞きつつも最適なソリューションを提示されたとき」(46歳男性/医療・福祉/専門職)
・「1を言ったら10を対応してくれた時」(34歳女性/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)
・「依頼した仕事以外にも先回りして動いてくれた人」(33歳女性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・「顧客の潜在している課題を顕在化していたから」(31歳男性/商社・卸/事務系専門職)

■迅速な対応
・「どんな注文にも迅速丁寧に対応してくれたから……誠意もかなり感じられ、さらに清潔感あり、爽やかだった」(34歳女性/医療・福祉/専門職)
・「以前の担当や他社は遅いのに、早急に対応してくれて丁寧で連絡もこまめだった」(28歳女性/医薬品・化粧品/事務系専門職)
・「仕事の段取りがぬかりない、不快な思いをせずに物を購入することができた」(31歳女性/医薬品・化粧品/技術職)
・「発注ミスに気付いてくれた、電話をかけてきてくれた事です」(31歳女性/ソフトウェア/事務系専門職)

■知識がカンペキ
・「何を質問してもすぐに返答が帰ってきたとき」(34歳女性/商社・卸/秘書・アシスタント職)
・「質問に的確に即答できる人」(54歳男性/商社・卸/事務系専門職)
・「細かいデータなど、何を聞いてもスラスラと答えられる人はすごいと思った」(35歳男性/小売店/販売職・サービス系)
・「対応が早く、わからないことは分からないとはっきり答え、調べてわかることは、すぐに調べて返答をくれる……できる事は素早く対応してくれる」(41歳女性/マスコミ・広告/事務系専門職)
・「技術的な知識が豊富」(52歳男性/電機/技術職)

■無理な要求もこなす
・「こちらの価格交渉に臨機応変かつうまく対応してくれる様……話しがい(交渉しがい)がある人」(41歳女性/金融・証券/秘書・アシスタント職)
・「むちゃな要求を、全部こなしてきた時」(33歳男性/機械・精密機器/技術職)
・「懇切丁寧、相手の無理難題も笑って受け入れていてすごいと思った、嫌な顔ひとつせず」(35歳男性/機械・精密機器/営業職)

■コミュ力の高さ
・「受け答えがハキハキしてるひとはできるなと思う」(27歳女性/電機/事務系専門職)
・「セールストークが巧みだった」(50歳男性/その他/事務系専門職)
・「ここだ! というところでアポイントをとってくる」(31歳女性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・「うまい時期にセールスに来る」(32歳男性/金融・証券/専門職)

■気配りを忘れない
・「お土産をかってきてくれる」(31歳女性/不動産/事務系専門職)
・「定期的に気の利いた差し入れがある」(23歳女性/その他/事務系専門職)
・「私を含め、誰も知らなかった上司の趣味を知っていた事」(35歳男性/情報・IT/技術職)

■総評
取引先の営業さんに対して「デキる…!」と感心したことがある人は12%だった。そのエピソードを以下見ていこう。

仕事がデキる営業さんとは、まずこちらのニーズをしっかり把握して、それに対して適切な解決策を提案してくれる人、のようだ。「1いったら10わかってくれた」なんて、かゆいところに手が届く対応に感激する人も。また、「依頼した仕事以外にも先回りして動いてくれていた」「こちらに潜在している課題を顕在化してくれた」なんて、相手会社の問題に意見までできる名探偵級の営業もいるようだ。

営業の基本はやはり「丁寧で迅速な対応」「質問に的確に返答」することだろう。マメに連絡を取り、素早く要求に応じる……互いの会社にとって得になるように動くのは、簡単そうでなかなか難しいことだ。自社の製品を熟知し、細かなデータや技術的な知識まで正確に答える姿にも「デキる…!」と感心の声が上がっていた。さらに、価格交渉や無理難題にも真摯に対応してくれるその姿にも、感謝の気持ちとともに高い評価が下されていた。

トークのうまさも、営業ならではの技術だ。また、タイミングよく営業にやってくる、必ず手みやげをもってくる、誰も知らなかった上司の趣味を知っていた、など、相手の懐に飛び込む嗅覚とタイミングに脱帽といった様子の回答もあった。営業職じゃなくても非常に大切な心がけと気配り、少しでもマネしたい。

調査時期: 2014年11月12日~11月13日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男性130名 女性170名 合計300名
調査方法: インターネットログイン式アンケート