「PROPLICA クリスタルスター発表会」に出席した八木アリサ(左)、出川哲朗(中央)、河北麻友子

10月31日~11月2日の3日間にわたって東京・秋葉原UDXで開催されたバンダイの大人向けコレクターズアイテムの祭典「TAMASHII NATION 2014」に先立ち行われた「PROPLICA クリスタルスター発表会」に、同ブランドの宣伝課長を務めるお笑い芸人の出川哲朗や人気ファッション誌でモデルとして活躍する河北麻友子、八木アリサらが出席した。

「PROPLICA」シリーズは、これまで変身アイテムなどの劇中小道具(プロップ)を商品化してきたバンダイが、コレクターズアイテムの最新開発技術を導入し、一層の"本物感"を追求した大人向け玩具。発表会に登壇したバンダイ代表取締役社長・上野和典氏は「PROPLICA第一弾の『ムーンスティック』は日本玩具大賞で大賞を受賞し、世界17カ国で、累計27万個を販売する大ヒット商品となりました。新作の『クリスタルスター』は、ファン待望の商品となっておりますのでご期待ください。また、今回の「TAMASHII NATION 2014」では、1万8,000人の来場を見込んでおります」と開会を宣言した。

バンダイ代表取締役社長・上野和典氏(右)

上野氏に続いてはの今年の5月より「TAMASHII NATION」宣伝課長としても活動中の出川が登壇。「皆さんは、なぜ出川哲朗が『TAMASHII NATION』の宣伝課長なのか、疑問に思っていると思いますが、私の体を張った芸風が魂の困った芸風が、バンダイさんが魂を込める思想と一緒だということで、握手を組むことになりました」と就任の経緯を説明。また、出川といえば『魂バディーズ 出川哲朗』が「リクエスト販売」という形式で制作され、購入希望数が5,000個集まれば商品化(販売)決定、5,000個未満の場合には商品化見送りになるという「出川哲朗のガチでリアルなフィギュア魂」企画が進められていたが、本イベントではその結果発表も行われた。

開発スタッフと出川が見守る中、10月26日に締め切られた最終受注数2,132件がスクリーンに映し出されると、天に祈るようなポーズを取っていた出川は床に崩れ落ち、そのまま「申し訳ございません。すべて私の責任でございます……」と嘆きながら渾身の土下座。しかし、MCの女性から「ここは謝罪会見の場ではありませんので」と注意されてしまい、踏んだり蹴ったり。受注数が半分も満たなかったことにショックを隠し切れない出川に、開発スタッフから「フィギュア化はできませんでしたが、申し込んで下さった皆さんに申し訳ないので、ザリガニ芸を行っている出川さんの特製のサイン入りポストカードを送らせていただこうと思います」と提案されると、出川は「ありがとうございます!」と即答。開発スタッフが「では、ザリガニを用意してありますので、撮影をしましょう!」の一言で、突如撮影会が始まることになってしまった。

この一言に出川は「意味わかんない。これおしゃれなイベントじゃないの!? でたでたでた、でた~」とぼやき、さらにザリガニがブルーの箱に入ってたため、報道陣の確認ができないというまったくおいしくない展開に「ザリガニを出すならこんなブルーの箱に入れちゃダメ! ザリガニが皆さんに見えるようにしておかないと……頼みますよ」と芸人魂を見せた。「最悪だよ……」とつぶやきつつも2匹のザリガニから大きい方を選んだ出川は、ザリガニのハサミを自らの鼻に挟まれ渾身のリアクションを披露したが、ここでまさかのハプニングが発生。報道陣のフラッシュの光にびっくりしたザリガニがハサミを離してくれず、出川はリアル悶絶。箱の影に入ってようやくザリガニを引き剥がすことができた出川の左の鼻からは出血する事態に。予想外の展開に慌てるスタッフをよそに出川から「トマトジュースが出ちゃいました。残念ですが、2,100人の方に楽しんでいただければと思います。魂ネイション2014は、素晴らしいイベントなっています」と宣伝課長を意地を通した。

出川によるステージに続いては、今回の目玉商品である『PROPLICA クリスタルスター』の発表へ。会場後方の扉から『美少女戦士セーラームーン』プリンセス・セレニティのコスプレに身を包んだモデルの河北麻友子と八木アリサが登場し、プリンセス・セレニティからセーラームーンへ「クリスタルスター」が渡される劇中シーンが再現された。 今回お披露目された『PROPLICA クリスタルスター』は、『美少女戦士セーラームーンR』で、主人公の月野うさぎが、セーラームーンへと返信する際に使うアイテムで、劇中のセーラームーンの設定身長から割り出した1/1スケールで忠実に再現されている。蓋を明けて、真ん中に配置された銀水晶を押すと、アニメの変身シーンの音声とBGMを再生されるギミックを搭載。商品を手にした八木は「キラキラしていてキュンとします」、河北は「本当に変身できちゃいそう!」と大感激だった。

この日の発表会では、来年1月に「PROPLICA」第3弾として発売予定の『PSYCHO-PASS サイコパス』に登場する特殊拳銃『PROPLICA ドミネーター』、そして『おジャ魔女どれみ』の「ペペルトポロン」、『クリーミーマミ』の「魔法のステッキ」、『進撃の巨人』の「立体機動装置」のサンプルもコスプレイヤーとともに披露されていた。