ワークポートは30日、「転職者の内定と入社」に関する調査結果を発表した。調査は6日~24日の期間、同社取り引き企業88社の採用担当より回答を得たもの。

引き継ぎや準備期間を考慮

内定から入社まで、最長でどのくらいの期間待てるか

「内定から入社まで、最長でどのくらいの期間待てるか」という問いに対し、55%が「2~3カ月」と回答。続いて「半年程度」(15%)、「1週間」(14%)、「1カ月」(10%)という結果になった。最も短い期間は「1~2日」(3%)、最も長い期間では「1年程度」(1%)であった。

「2~3カ月なら待てる」理由として、「3カ月を超えると会社の採用ニーズや事業計画が変わる可能性があるため」「退職交渉や引き継ぎ、有給消化の期間を考慮している…円満退職してほしいから」「現職への退職交渉、引き継ぎ、有給消化等を考慮すると2カ月が妥当」「これくらいの期間であれば、苦しい状況(人不足)でも乗り越えられるため…これ以上の期間になると、迎えるがわのモチベーションを保つのが難しい」という声が上がった。

「半年」では、「良い人材であれば」「せっかく内定まで進んだので半年は待てます」というように、「優秀な人材であれば」という条件付きで半年と答える企業も多く見られた。

「1週間」の理由としては「現状社内の人員が不足しているため、在職中の場合でも極力1カ月以内異には入社していただきたい」「とにかく多くの人を採用したい」「人材が不足しているため」と、迅速に人手不足を解消したいという考えがあるようだ。