約100点の作品を展示

パナソニック汐留ミュージアム(東京都港区東新橋)にて10月25日より、ジョルジョ・デ・キリコの展覧会「ジョルジョ・デ・キリコ -変遷と回帰-」が行われる。

生気あふれるデ・キリコの足どりを追う

同展は、20世紀を代表する画家・ジョルジョ・デ・キリコの創作の足どりを未亡人の旧蔵品を中心に約100点もの作品でたどるもの。シュルレアリストに賞賛されながら突如スタイルを変え、その後再び自身の原点に立ち返ったデ・キリコの神秘的で詩的な雰囲気を持つ作品とともに、生気に満ちた70年もの画業に触れることができるという。

展示される作品は、「遠い友からの挨拶」1916年、「エーゲ海岸の古代の馬」1950年代末、「吟遊詩人」1955年、「古代的な純愛の詩」1970年頃、「神秘的な動物の頭部」1975年、「黒い宝」1976年など。関連イベントとして10月25日の14時~15時30分まで、渋谷区の日仏会館ホールで、パリ市立近代美術館学芸部長ジャクリーヌ・マンク氏を講師に迎えての「オープニング記念講演会」も行われる。

また、11月14日にはパナソニック東京汐留ビル5階ホールで、テレビ番組「ぶらぶら美術博物館」でおなじみの山田五郎氏がデ・キリコの魅力について語る「山田五郎アートトーク」も実施。そのほか、11月29日にアーティストの小保方昇氏によるワークショップ「立体コラージュでつくる自分の未来!」、11月8日および12月7日に同館学芸員によるギャラリートークも開催されるとのこと。

開催日時は10月25日~12月26日、10時~18時(最終入館は17時30分)まで。休館日は毎週水曜日で、12月3・10・17・24日は開館。入館料は一般1,000円、65歳以上900円、大学生700円、中・高校生500円、小学生以下は無料。なお、20名以上の団体は各100円割引となる。