ヤマハ発動機はこのほど、国内でも気軽に参加できるエンデューロレースに適した競技専用モデルの新製品「YZ250FX」を、12月5日より予約期間限定(期間受注生産)で発売すると発表した。なお、同モデルは国土交通省の認定を受けていないため、ナンバープレートを取得できず、道路の走行は行えない。

「YZ250FX」

YZ250FXは、モトクロス競技用の「YZ250F」をベースとし、セルフスターターを装備することで競技中の再始動を容易にしたほか、エンデューロ競技向けに仕様変更が行われたモデル。特に、自然の地形を利用した広大な敷地で行われるクロスカントリータイプのエンデューロレースでの走破性をポイントに開発されている。

YZ250Fからの主な変更点は、メインスイッチレスシステム採用のセルフスターターの追加、変速比を6速としたワイドレシオ化、エンジン懸架ブラケットの仕様最適化、リアタイヤ18インチ化(前後エンデューロ用タイヤ)、サイドスタンドとエンジンガードの装備、ラジエターファンの追加、FIやサスペンションのセッティング変更などとなっている。また、さまざまな走行状況や好みに応じて、FIセッティングの調整が容易に行える「Power Tuner」が同梱されている。

YZ250Fの予約受付期間は2015年2月28日までで、価格は77万7,600円(税込)。