インド映画全世界興収記録を更新した『チェイス!』(12月5日公開)で主演を務めるインドの名優アーミル・カーンが、第27回東京国際映画祭に合わせて初来日することがこのほど、明らかになった。

主人公サーヒルを演じるアーミル・カーン

本作は、日活と東宝東和の共同プロジェクト、GOLDEN ASIAレーベルの第2弾。マジックとダンスを融合したショーを繰り広げるサーカスのスター、主人公サーヒルは、腕利きの金庫破りという裏の顔を持つ。インドNo.1刑事のジャイとアリは、変幻自在のバイクを駆使した手口に挑むが、そこにはサーヒルの仕掛けた人生最大のトリックが待っていた。

本作は、2013年末にインドで公開されるやいなや、47億円の歴代1位の興行収入を記録し、アメリカでは公開初週の興行ランキング9位にランクイン。さらに、イギリスや中国など世界各国でも歴代インド映画興収1位となり、全世界で合計90億円を記録した。日本では、日本公開されたインド映画最大となる100スクリーンでの公開を予定しており、第27回東京国際映画祭の特別招待作品にも決定した。

そしてこのたび、「監督に脚本をもらった瞬間に、僕はこの作品を気に入った。作品に流れる感情も、非常に素晴らしかった」と語るサーヒル役のアーミル・カーンが、東京国際映画祭に合わせて初来日することが決定。さらに、インド映画初となるシカゴロケを行い、ハリウッドスタッフと共にアクション満載の本作を完成させたヴィジャイ・クリシュナ・アーチャールヤ監督も来日し、10月29日に記者会見と舞台あいさつを行う予定となっている。

なお、アーミル・カーンは、インドの国民的スターの側面と、日本でも大ヒットを記録した『きっと、うまくいく』でも存在感を発揮した"ミスター・パーフェクト"と称される演技力が注目を集めている。また、社会活動家としてもヒラリー・クリントンやビル・ゲイツの熱望により対談を行い、TIME誌による「世界にもっとも影響力のある100 人」の一人に選出されるなど、インドの文化大使ともいえる存在となっている。

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