日立金属は19日、世界最大の輸送機向け鉄鋳物メーカーである米Waupaca Foundry(ワウパカ・ファウンドリー、以下ワウパカ社)の全株式を取得し、子会社化すると発表した。買収額は13億米ドル(約1,330億円)。

ワウパカ社の全株式を保有するWaupaca Foundry Holdings(ワウパカ・ファウンドリー・ホールディングス)の全株式を取得し子会社化することで、KPS Capital Partners(以下、KPS)と合意し、2014年8月19日付でKPS社が支配・運営するファンドが保有するWF Global II B.V.との間で株式譲渡契約を締結した。

ワウパカ社は、米国ウィスコンシン州を本拠地とし、同国内に6工場を所有している鉄鋳物サプライヤー。北米市場において輸送機向け鉄鋳物事業を展開し、自動車用ブレーキ部品を中心に、産業機械や農業機械、建設機械等、幅広い分野に製品を供給している。北米における圧倒的な市場シェアを誇るとともに、長年にわたる安定した供給実績により強固な顧客基盤を築いているという。

日立金属は、今回の買収により鉄鋳物事業の抜本的強化とグローバルな中長期的成長を目指す。今後は、同社がこれまで志向してきた高付加価値ニッチゾーンと、ワウパカ社の競争力ある多量生産ゾーンを兼ね備えた、世界最大の鉄鋳物サプライヤーとして事業領域を拡大し、強固な基盤の下で事業を展開していくとしている。