英ジャガー・ランドローバーはこのほど、新型「ディスカバリー・スポーツ」の開発が最終段階に入ったと発表した。また、グローバル・パートナーであるヴァージン・ギャラクティック社とのエキサイティングな協力関係について、改めてアピールした。
ジャガー・ランドローバーとヴァージン・ギャラクティック社は、冒険・革新・探検の分野におけるグローバル・パートナーとして、4月にニューヨークで大々的にパートナーシップ締結を発表した。ヴァージン・ギャラクティック社は世界初の民間宇宙船「スペースシップ2」を開発しているベンチャー企業だ。
両社はパートナーシップを通じて価値観と経験を共有し、地上と宇宙空間における最先端技術の開発に向け協力しているという。今回の発表では、「地上と宇宙空間における新しい乗り物をテストおよび開発するにあたり、その背景にある類似性と複雑性を比較検討するという試みをし、新たな可能性を示唆した」としている。
「ディスカバリー・スポーツ」のプロトタイプは、世界で最も過酷で、車両の能力が試される地形と気候の下で走行テストが行われている。プロトタイプは合計181台あり、世界各地で1万1,000を超えるテストを完了したという。その走行距離はおよそ75万マイル(約120万km)におよんだ。
新型「ディスカバリー・スポーツ」の開発が最終段階に突入する一方、ヴァージン・ギャラクティック社「スペースシップ2」もまた、打ち上げに向けて飛行テストとエンジニアリング・プログラムを遂行しているという。