タレントのビートたけしが12日、都内で行われた、カルビーの新CM発表会に出席した。

カルビー「かっぱえびせん」の新CM発表会に出席したビートたけし

菓子メーカーのカルビーは、1964年に発売した「かっぱえびせん」が今年で50周年を迎えることを記念し、新CM「カルビーひとくち劇場はじまる」篇を全国で放映中。原作・監修をたけしが手掛け、作画を漫画家のさくらももこが担当した新CMは、全28体のオリジナルキャラクターが"下町喜劇"をテーマにストーリーを繰り広げる内容で、同社の全商品を対象にシリーズ展開する。

CM制作に初挑戦したたけしは、「CMは規制があるから俺の好き勝手にできるわけじゃない。あんまり文句を言われないように作った」と振り返り、「面白かったね。ネタを作ったのは久々」と刺激になった様子。さくらももこからも「大好きなたけしさんとの仕事なので張り切ってる。こんなにふざけて良いのかと内心ハラハラしていますが、今後が楽しみ」と手紙が贈られ、たけしは、今後のシリーズ化に向けて「カルビーは色んな商品があるから、1つずつ考えてる。映画より時間がかかる」と熱の入れようを語った。

「時事ネタも合わせたいけど、楽しい雰囲気が出せれば」と語ったたけしは、アニメーション監督への挑戦を聞かれると「あー、そうだな。“せんとみつおの金隠し”とか」とジョークを飛ばし、MCのガダルカナル・タカに「せんだみつおじゃないですか。ジブリからクレーム来るから止めて!」と苦笑いで突っ込まれる場面も。また、発表会には、CM内でミマタ役として唯一のタレント出演となった三又又三が登場したが、反応が薄い会場の雰囲気に「これほど静かだとは思ってなかった」と肩を落とすと、たけしは「周りを静かにさせる才能を持ってる」とニヤけながら称していた。