NTTドコモは東京都千代田区と10月1日より、区内全域において千代田区コミュニティサイクル事業実証実験を開始する。

サイクルポート設置イメージ。全車に電動アシスト自転車を予定

期間限定割引も実施

同実証実験では、30カ所のポートにドコモが開発した次世代コミュニティサイクルシステムを搭載した自転車300台を今年度中に配備し、その有用性等について検証を進めていく。次世代コミュニティサイクルシステムとは、自転車本体に従来のサイクルポートが持っていた通信機能やGPS機能、遠隔制御機能(自転車の貸出・返却制御や電動アシスト機能のバッテリー残量の把握等)を全て搭載したシステム。これにより、従来サイクルポート側で必要としていた機能が不要となる。

次世代コミュニティサイクルシステムを運用することで、サイクルポート設置に関わるコストの削減および省スペース化が図れるため、千代田区の都心部においても柔軟にサイクルポートの設置が可能となる。また、全車に電動アシスト自転車を採用し、最大高低差が30m程度ある坂道の多い区内でも快適に走れる。

提供期間は10月1日~2017年3月31日で、基本料金は1回150円など、個人・法人ともに様々なプランを設定している。専用ICカードを会員証にする場合は、別途500円(カード発行手数料)が必要になり、法人向けプランは従業員同士で会員証を共有して利用できる。

通常料金

特に10月1日~2015年3月31日の間は個人向けに、基本料金が1回100円になるなどのキャンペーンを展開する。24時間利用に対応(システムメンテナンス等で一時的にご利用いただけない場合あり)、2014年度末までに、サイクルポート30カ所・自転車300台以上の設置を予定している。

10月1日~2015年3月31日のキャンペーン料金

なお、現在ドコモは、横浜市において「横浜都心部コミュニティサイクル事業 baybike(ベイバイク)」(2011年4月より3年間の社会実験、2014年4月より本格事業)、江東区において「江東区臨海部コミュニティサイクル実証実験」(2012年11月より)、仙台市において「コミュニティサイクル事業 DATE BIKE(ダテバイク)」(2013年3月より)を展開している。