整体師の大山奏です。体幹トレーニングと一言でいっても、内容によって鍛えられる筋肉の部分は少しずつ変わります。トレーニングメニューを考えるときには、自分の弱い部分を強化して全身をまんべんなく鍛えられるといいですね。今回は、主に下腹部の体幹を鍛えるトレーニングをご紹介します。

最初の姿勢

あおむけで両手両脚を伸ばした状態でスタートします。手にはタオルを丸めて持っておきます。両手両脚を身体の中心部分で合わせ、手から脚にタオルを渡します。

下腹部への力を意識しながら、タオルを足にはさむ

息を吸いながら勢いをつけずに両手両脚を持ち上げます。下腹部に力が入っていることを意識しましょう。最も高い位置で、手に持っているタオルを足にはさみます。息を吐きながら足のタオルを落とさないように両手両脚をゆっくりおろしていきます。

最初の姿勢に戻ったら再度、両手・両脚を上に持ち上げて足から手へタオルを戻します。この動作を繰り返し行いましょう。1セット終わるまでは手と足を完全に床につけないように気をつけてください。

両手両脚を身体の中心部分の真上で合わせる

足でタオルをはさみ手と足は完全に床につけない

膝を曲げてしまうのはNG

ポイントは膝を曲げずに行うことです。膝を曲げてしまうと腹筋に力を入れなくてもタオルの受け渡しができてしまい意味がありません。

もう1つのポイントは身体の中心部分、お尻の真上辺りに両手・両脚がくるようにすることです。特に上半身側で受け渡しをすると筋肉への負担が少なくなってしまいます。

膝が曲がっている

「手から足」「足から手」で5往復を目指す

まずは手から足、足から手にタオル5往復から行ってみてください。簡単にできるようなら回数を増やしてもOKですが、スピードが速くならないように注意します。負荷を強くしたければ、手と足の上げ下ろしを遅くします。

持つものをタオルからペットボトルに変えたりすることでも強度を変えられます。ただし、落としてしまったときに危ないので、あまり重たい物を使うのはお勧めできません。

体幹の中でも下腹部が特に苦手という人にオススメの筋トレを紹介しました。トレーニングではつい自分の得意な物を多くしてしまいがちですが、なるべく全身を均等に鍛えるようにしたいですね。

筆者プロフィール : 大山 奏(おおやま かなで)

スピリチュアルと運動が好きなアウトドア系ライター。整体師。癒やしを与えられる人になろうとアロマテラピーインストラクター・セラピストへ向けて勉強中。ストレス解消法は神社巡りと滝行。スピリチュアル系雑誌の執筆から脳科学・恋愛記事まで、興味のあるものには迷わず挑戦している。ブログ「ひよっこライター大山奏」では、日々の出来事を思うままにつづっている。また、これまでのさまざまなストレッチをまとめた電子書籍も販売中。