1928年創業、香港で最も長い歴史をもち、香港のみならずアジアの代表的な最高級ホテルのひとつであるペニンシュラホテル。宿泊するのはなかなか高嶺の花だが、併設されている「ペニンシュラブティック」のお土産は、本当に喜ばれる香港土産の代表格。そんなペニンシュラブティックでは、今年に入って続々と新商品が販売されているという。

厨房でできた作り立て生チョコの販売は、香港のペニンシュラブティックのみ

ショコラティエの作り立て生チョコ

宿泊せずとも、ブティックだけの利用もOK

まず何と言っても注目なのが、新しく採用されたショコラティエが作り出す生チョコ「アーティザル・チョコレート・コレクション」だ。今までもチョコレートはあったが、工場で生産されたものだった。ホテル内の厨房で作られた生チョコを味わえるのは、ここ香港のペニンシュラのみとなっている。

シグニチャーである"ペニンシュラ"をはじめ、1番人気のアールグレイ、70%カカオの"CHUAO"や"キューバ"など、本格的なチョコレート24種がそろう。どれも紅茶にも合いそうな、主張しすぎない上品な味わいとなっている。注意したいのが賞味期限。厳選された自然素材を使用した生ものなので、味と新鮮さを保つために購入後1週間となっている。

自分でチョイスできる8個入りで300香港ドル(約3,960円)となっている。ちなみに、グラム販売も可能(100gで230香港ドル(約3,040円))。1個から購入可能なので、買い物の合間の糖分チャージにもぴったりだ。

目移り、というのはこの場面にぴったりな言葉

人気セレクトはこの8種。上段左から時計回りに、GIANDUJA、パッション、キューバ、スクリュードライバー、アールグレイ、ハニー、CHUAO、ペニンシュラ

アフタヌーンティーのあの味を!

3月に登場したのが、これまたペニンシュラの顔ともいえるアフタヌーンティーで出されるスコーンセット(88香港ドル=1,160円)。こちらは日持ちが2日ほどなので、帰国直前の購入がおすすめだ。または、なかなか人気で入れないリアルなアフタヌーンティの代わり、またはもう一度食べたいという人なら、自分用の土産でホテルで食べるのもありかもしれない。

同じく3月から香港のみで販売している人気商品が、チョコレートのコーティングシリーズ。アーモンド、ナッツとドライフルーツ、オレンジピールなどが、自家製のチョコレートで包まれ、それぞれの食感と香ばしさが楽しめる(250香港ドル~=約3,300円~)。

スコーンはクリームとジャム付き

コーティングシリーズは、それぞれの素材に合わせてチョコレートの味も違う

料理好きならこれが鉄板

ニューフェイスではないが、鉄板みやげとしてロングセラーなのが醤セット。最高の調味料と称されもする香港の代表格「XO醤」は、このホテルの厨房から生まれたのだ。

XO醤をはじめ、8種の素材が入っている八宝醤、大豆を醗酵させて塩漬けにした豆鼓という調味料をペーストにした豆鼓醤(トウチ醤)、 空豆と唐辛子でできた辛味調味料の豆板醤の4種セット「クラシック・ソース・ギフト・セット」は420香港ドル(約5,540円)。XO醤のフルサイズ220gは380香港ドル(約5,020円)なので、少しずつお試しで味わいたい人や、調理好きな方へ小分けのお土産ならこちらもおすすめである。

香港の味を御本家ペニンシュラで

※1香港ドル=13.2円で換算。記事中の価格・情報は2014年6月取材時のもの