吉本興業が5日、ロボットのエンターテインメントコンテンツの企画監修・開発に特化した「よしもとロボット研究所」を100%子会社として設立したことを発表した。

左から、チーフプランナーを務める放送作家の中野俊成氏、チーフクリエイターのバイバイワールド(左が高橋征資、右がシンキョンホン)

「よしもとロボット研究所」は、100年間に渡り人を楽しませてきた吉本興業の"よしもとDNA"をロボットに応用し、今までになかったロボットならではのエンターテインメントを創出。考え出すだけでなく、実際にロボットが表現するところまで開発していく。

同日ソフトバンクモバイルが発表した、人を笑わせることができるロボット「Pepper」にも同社が関わっており、「Pepper」のエンターテインメントコンテンツの企画監修・開発協力を行った。今後も、今回のノウハウを生かして、ロボットをはじめとするあらゆるハードウエアと人間のコミュニケーションをプロデュースする方針で、より楽しい生活を目指していく。

なお、チーフプランナーを務めるのは、放送作家の中野俊成氏。現在、『ロンドンハーツ』や『アメトーク』などを手がけるほか、舞台の脚本・演出、音楽イベントの企画構成などでも活躍している。「Pepper」においては、コンセプトワークやコンテンツ、キャラクター監修を担当した。

そして、チーフクリエイターは、エンタメに特化したものづくりを行うエンタメーカーユニット・バイバイワールドが務める。高橋征資とシンキョンホンの2人によるユニットで、主に高橋がハードウエア面、シンがソフトウエア面の企画開発を担当する。

ソフトバンクが発表したロボット「Pepper」