2014年上半期ヒットランキング

日経BP社が発行する流行情報誌「日経エンタテインメント!」は、7月号(6月4日発売)誌上で2014年上半期ヒットランキングを発表した。

同ランキングは、テレビ、映画、音楽、本、ゲームなどの多岐にわたるジャンルのエンタテインメント作品や人を対象に、売り上げや視聴率、興行収入といったデータに社会現象度や話題性、新規性などを加え、同誌編集部が作成したもの。

1位となったのは、映画「アナと雪の女王」だった。国内の興行収入が200億円を突破し、日本歴代で「千と千尋の神隠し」「タイタニック」に次ぐ第3位となった。サントラ、グッズなどさまざまな分野でもヒットが広がり、社会現象化している。

2位は、32年という長寿番組で、3月に最終回を迎えた「笑っていいとも!」。最終回に向け、安倍首相をはじめとする大物ゲストの出演が相次ぎ、終了前の視聴率は上昇した。

3位は、NHK連続テレビ小説「ごちそうさん」「花子とアン」。いずれも、激動の時代にヒロインが努力を重ね、人生を切り開いていくという王道スタイルが人気のポインのようだ。4位は映画「永遠の0」。国内興行収入87億円を記録して、「アナと雪の女王」に次いで映画で2位の大ヒットとなっている。

5位は、書店員が選ぶ「本屋大賞」を受賞した小説「村上海賊の娘」。戦国時代に瀬戸内海を掌握した村上水軍の長の娘の活躍を描いた小説で、上下巻で累計発行100万部を突破している。6位は、メークだけで有名人とそっくりになれる「ものまねメイク」が選ばれた。

7位には、小学生レベルの学力だった女子高生を、慶應大学合格に導いた塾講師の本で話題となった「ビリギャル」、8位にはSNSサービスのLINE上で楽しむゲーム「ディズニー ツムツム」、9位には、小学生を中心にブームとなっている「妖怪ウォッチ」、10位には英国出身のボーイズグループ5人組「ワン・ダイレクション」がランクインした。